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独学でエンジニアに転職できる!? 勉強するべきことと勉強方法まとめ

未経験からエンジニアに転職するときに、壁として立ちはだかるのが勉強です。プログラミングスクールなどもありますが、ハードルが高いと感じる人もいるでしょう。実際、プログラミングスクールは授業料が結構高めです。

できれば独学でエンジニアに転職したい! と思っている人もいるのではないでしょうか。

今回はそんな人のために、独学だけでエンジニアに転職できるかどうか、勉強するべきことや勉強方法などについて紹介します。

目次

独学だけでエンジニアに転職できる?

結論から言えば、独学だけでエンジニアに転職することはできます。

実際に独学だけでエンジニアになった人の例は、ネット上にいくらでも転がっているんです。成功例がたくさんあるからには、不可能だと言うことはできません。

さらに、IT業界は2011年頃から年々加速度的に人材が不足してきている傾向があるんです。今後も不足度は増していき、経産省が発表したレポートによると今後2025年までには約43万人の不足になるとまで言われています。

このことを裏付けるように、未経験歓迎の求人がたくさん出ているんです。それらの募集要項には、ITに関する最低限の知識やプログラミングスキルなどが記載されています。いずれも独学で学べる範囲のものです。

よって、独学だけでエンジニアに転職することはできます。

エンジニアに転職する前に勉強しておくべきことは?

独学でエンジニアを目指すとき、勉強しておくべきことは案外多いです。プログラミングだけ学べばいいというものではないので、注意しましょう。そんなエンジニアに転職する前に勉強しておくべきことについて、それぞれ簡単に紹介します。

ITの基礎知識

ITの基礎知識が無ければ、IT業界で働くことはできません。Webエンジニア志望の場合は、Webの基礎知識が必要です。

それらの基礎知識というのは、日々の情報収集が物を言います。最初は専門用語の理解から始めましょう。開発現場では専門用語が飛び交うので、現場で使う単語くらいは覚えておかないと入社直後で躓きます。

IT/Web業界について書いた本を読むのも良いですし、専門用語をまとめたサイトなどを読むのも良いでしょう。

専門用語について理解したら、今度はプログラミングの勉強を行う前に業界の情報を集めるようにすることをおすすめします。そうしていくうち、基礎知識はどんどん備わっていくものです。

プログラミング

言うまでもないでしょうが、エンジニアになるならプログラミングスキルは必須です。エンジニアと言ってもさまざまな種類がありますが、プログラミング/コーディングができない人は必要とされません。どの種類のエンジニアになるとしても、必ず勉強しましょう。

システム設計

エンジニアは、システム設計のスキルも求められることが多いです。設計には、基本設計と詳細設計の二種類があります。

基本設計は、システムの大枠を決める作業です。要件定義という、クライアントの要望と、それをどのように叶えればいいのかを明文化した書類を元にして、作ります。上流工程が行うので、未経験者がすぐこの作業を行うことは無いでしょう。

経験が必要とされるので、基本設計を独学で学ぶのは難しいです。

一方、詳細設計はシステムの細かな動作を設計します。これに関してはプログラミングをしているうちに、わかってくるものです。完璧に設計するのは難しくても、プログラミングスキルを身に着けた後で書籍などを参考にすると、ある程度は作れるようになります。

詳細設計だけでも、少しは勉強しておいたほうが良いでしょう。

論理的思考

ビジネス分野ではロジカルシンキングと言われるものですが、これもエンジニアにとって重要なスキルのひとつです。開発現場ではさまざまな問題が起きますが、その原因を冷静に見極めて対処する際に論理的思考が必要になります。

設計を行う際も、ゴールから逆算して考えなければならないため、必要です。

これに関しては、プログラミングを学ぶうちにある程度は身につくことがあります。それで不十分だと感じた場合は、書籍やサイト、動画コンテンツなどにロジカルシンキングの方法論が多数紹介されているので、参考にすると良いでしょう。

独学でエンジニアになるための勉強方法まとめ

勉強内容を決めたら、今度は勉強方法を決めましょう。プログラミングに関しては、独学でもさまざまな勉強方法があります。今回は主だったものを3つ紹介するので、参考にしていただけると幸いです。

テキスト本を使う

プログラミングのテキスト本は、初心者向けから上級者向けまで幅広いものが出ています。言語ごとに書籍化されているので、各言語で評判が良いものをとりあえず購入するのも良いでしょう。

独学で勉強するのに向いているのは、実際にアプリなどを作りながら勉強できる本です。前半部分は完全な座学用のテキストになっていて、後半部分で実践させる作りになっている本の方がより学習が定着しやすくなります。

ただ、独学でエンジニアに転職する際、本だけで完結させるのは難しいです。

初心者向けだとしても、本は少し難しい内容になっているものが多いんですよ。理解するのに時間がかかりますし、効率が良いとは言いにくいです。

他の勉強方法を行いながら、本を使うという活用法がおすすめですよ。

学習サイトを使う

プログラミングを学べる学習サイトが、近年はたくさんあります。

よく使われるのは、「Progate」と「ドットインストール」です。

Progateは言語ごとにたくさんのレッスンが用意されています。基本的なレッスンから進めていき、応用へと進む流れがあるので始めやすいです。

レッスンごとの流れは、テキストを読んでから実際に学んだプログラムを書くというもの。学んだ内容をすぐ試すことができるので、知識が定着しやすいです。しかも、エディタとサーバーはProgate側が用意してくれます。

勉強を始める前に環境構築で挫折する人も多いので、挫折率も下がるでしょう。

Progate内で実際に作品をつくりながら勉強することも、できます。

有料プランでなければ最後まで勉強できませんが、税別月額980円とコスパは良いですよ。

ドットインストールは同じく有料プランが月々980円のサービスです。Progateはテキストベースですが、ドットインストールは動画による学習スタイルを採用しています。テキストより視覚的に訴えかけてくる動画の方が頭に入る、という人にはおすすめです。

ただ、逆に動画だと流し見してしまって頭に入らないという人にはおすすめできません。初心者向けではあるものの、万人向けではないでしょう。

初心者はとりあえずProgateから手を付けることをおすすめします。同時にドットインストールの動画や書籍も参考にしながらだと、より学びは深まりますよ。

動画を使う

文字だけだとわかりにくいという人は、動画コンテンツを使って勉強すると良いでしょう。Youtube内に、プログラミング講座のような動画が多数あります。投稿者によって内容も少し異なるものの、さまざまな人の意見を取り入れることができるため学習が深まりやすいです。

動画コンテンツは実際にゲームなどを作りながら学ぶという流れが多く、勉強が楽しくなるのもメリットだと言えるでしょう。

おすすめなのは、Progateなどの学習サイトや書籍を参考にしつつ、暇なときに動画を見るという方法です。学習サイトは腰を据えて取り組まないといけませんが、動画ならちょっとした時間でもチェックできますから。

さらに、詰まったときにも動画を見ると良いでしょう。

独学でエンジニアへの転職を目指す際のポイント

独学でエンジニアに転職する際の勉強方法などを紹介してきました。まだまだ、独学において気にかけるべきポイントはあります。最後に、独学でエンジニアへの転職を目指す際のポイントを紹介しましょう。

目標を明確にする

まず、目標を明確にしましょう。

独学は、ただでさえゴールを見失いそうになります。スクールは講師が明確なゴールを提示してくれることが多いですが、独学の場合は自分でそれを見出し、維持していかなければいけませんから。

それに、エンジニアといっても種類があります。開発エンジニア、インフラエンジニアなどですね。また、Webエンジニアと言ってもフロントエンド、バックエンドと分けられますし、インフラエンジニアでもサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアなどの分類されます。

最初に決めるべきは、数あるエンジニアの中で自分が何を目指すのかです。それによって、学ぶべき言語も変わります。

次に、エンジニアとしてどのようなキャリアを踏んでいきたいのかを決めましょう。遠い目標を作ったら、「プログラミングの習得」「転職」という近場の目標は後から付いてきます。

目標にたどり着くために必要な言語を学ぶ

プログラミング言語と一口に言っても、その種類はさまざまです。開発言語だけでも、「HTML/CSS」「PHP」「JavaScript」「Python」「Ruby」「Java」「C#」「VB」「C++」など様々な種類があります。

また、インフラでサーバーエンジニアになりたいといっても、サーバーにも「Webサーバ」、「DBサーバ」、「メールサーバ」、「ファイルサーバ」など様々なサーバがあり、それぞれの用途に向くOSや「ミドルウェア(アプリケーション)」があります。

これだけ数が豊富なので、目標にたどり着くために必要な言語やスキルを学ばないといけません。

少なくとも「開発」か「インフラ」か、どちらを目指すのかくらいは考えておきましょう。

比較的簡単な言語から学ぶ

目標を決めたら、今度はそれぞれで需要のある言語をピックアップし、その中でも比較的初心者向けの言語から習得し始めることをおすすめします。

需要が高いからと言っていきなり難しい言語から入るのは、挫折を招きかねません。専門性の高い言語になればなるほど、プログラミングの基礎学習を終えている前提になる傾向がありますしね。

また、プログラミングの基礎を学べることから「JavaScript」を最初の言語におすすめする声が大きいです。

とりあえずJavaScriptという考え自体はおすすめできます。

その次に関しては、目的で選びましょう。

勉強を継続するための工夫をする

勉強は、継続できなければ意味がありません。

特に新しいことを学ぶときは、連続して学習することが大切です。勉強日に数日の空きがあるとどんどん忘れていき、効率が悪くなります。

独学の場合、モチベーションを維持するのに苦労する人が多いです。モチベーションを維持し、勉強を継続するための工夫が必要になります。

その例をいくつか紹介しましょう。

まず、効果的なのは毎日少しずつ勉強することです。勉強を始める前ということで、現在は仕事に就いている人も多いでしょう。仕事終わりに根を詰めて勉強しても、いつかは限界が来ます。

おすすめなのは、毎日1時間勉強に当てると決めることです。不思議なことに、毎日1時間と決めても気がつくと2時間~3時間続けていることもあります。人は、現在行っていることを続けたがる性質がありますからね。

最初は本当に1時間程度で終わったとしても、学習が定着して楽しくなってくると自然と勉強時間が増えるものです。

次に、モチベーションが上がらないときは無理をしないことをおすすめします。惰性で勉強しても身につきません。思い切って趣味などに興じたり、徹底的に休むのも良いでしょう。

それでも勉強はしたいということなら、「とりあえずこのレッスンだけ…」という気持ちで挑むことをおすすめします。先述したように、人は現在行っていることを継続する性質を持っているため、気がつけば勉強を続けているということもあるんです。

ポイントは、気負わず気楽に、楽しめる程度に勉強をすること。そして、焦らないことです。

ある程度学んだら実際に作ってみる

独学でのプログラミング学習で初心者が陥りがちなのが、ずっと座学ばかりしているという状態です。身についたかどうかわからなくて不安になり、延々と復習から抜け出せなくなることがあります。

ただ、技術の定着度は実際にその技術を使ってみないとわかりません。Progateの座学と実践を繰り返す学習スタイルは、所詮「テキスト内容の理解を深めるもの」です。自分がプログラムを作れるかどうかは、試せません。

それを試すためにも、ある程度学習したら実際に作ってみることをおすすめします。

まずは簡単なアプリのクローンが良いでしょう。学習サイトや書籍に掲載されているものなどを参考にして、作りはじめてください。作り終えてからやりたいことが増えた場合、自分で追加機能などを設計して機能を追加していくと、より学びが深まります。

このときわからないことが出てくるので、その際に復習も可能です。

復習も大事ですが、1回復習したら後は作りながら再復習しましょう。

独学でもエンジニアに転職できる! まずは勉強方法を決めよう

独学でも、エンジニアに転職できます。IT人材不足ということもありますし、ITの需要自体が年々拡大していることも原因となり、最低限の知識とスキルしか持たない未経験者でも採用する企業が多くなっていますから。

ただ、闇雲に勉強するのでは、独学だと詰まります。

ここで紹介したポイントをしっかり踏まえ、自分なりに考えながら独学して、エンジニアへの転職を目指しましょう!

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この記事を書いた人

管理人のよしぞと申します。
フリーランス業界で働いている管理人が、業界で働く様々な視点からフリーランスエンジニアに挑戦するためのノウハウを掲載。独立を考えている方にとって手助けになるサイトを目指しています。

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