MENU

エンジニアに必要な8つの転職準備と4つのポイント 転職の時期や期間は?

「転職しよう!」と思っても、すぐに転職ができるわけではありません。当たり前ではありますが、エンジニアに限らず転職には準備が必要です。準備をせずに転職活動を始めると、なかなか内定が得られず活動期間がいたずらに伸びてしまったり、望む待遇が得られなかったりします。

そこで今回は、エンジニアに必要な8つの転職準備と、転職準備に関する4つのポイントを紹介しましょう。

目次

エンジニアの転職活動に必要な準備とは?

エンジニアの転職活動に必要な準備は、大きく8つあります。エンジニア独自のものもありますが、多くは職種に関係なく必要になるものです。面倒に感じるかもしれませんが、しっかり準備した人とそうでない人とでは明確な差が生まれます。しっかり準備しましょう。

スキルと業務経験の棚卸しをする

まずは、これまで身に着けたスキルと業務経験を棚卸ししましょう。

ここで棚卸ししたものは、転職時の武器にもなりますし、転職の方向性を決めるための道標にもなります。スキルと業務経験の棚卸しをしないと、望む形で転職を終えることができない可能性が高いです。

棚卸しする方法は、思いつく限り紙に書くこと。

まずは、業務経験から棚卸しすると楽です。

業務経験は客観的な事実として、記憶や記録に残ります。スキルは謙遜や自信の有無などで自覚しにくい部分があるので、後回しにしたほうがやりやすいです。

さらに、業務経験からスキルを抽出することもできます。例えばリーダー経験があれば、人をまとめる能力や管理能力、折衝能力などがあると考えられるんです。このようにすると、自覚しにくい部分も棚卸しできます。

そうして業務経験と、自覚しにくいスキルの棚卸しをしたら、今度はプログラミングスキルなどを棚卸ししていきましょう。

このようにすれば、比較的簡単にスキルの棚卸しができますよ。

後は、棚卸しした業務経験やスキルをジャンルごとに整理すると、後々使いやすくなります。

転職したい理由の棚卸しをする

転職理由の棚卸しも、大切です。

現状の不満からくる転職理由と、キャリアパスなど今後の展望に関する転職理由とに分けて紙に書くと良いですよ。その両方を整理することで、より転職の方向性を決めやすくなります。

これに関しては楽な棚卸しの方法はありません。自分自身と、自分の置かれている状況とをしっかりと分析しましょう。

転職の方向性を決める

ここまでのスキルや経験の棚卸し、転職理由の棚卸しの結果を活かして、転職の方向性を決めましょう。

まずは、スキルから「どのようなキャリアに進めるか」を考えます。わからない場合は、ネットなどで調べると良いでしょう。さらに、選択可能なキャリアの中から「こういうことがしてみたい」と興味のあることをピックアップします。

続いて、転職理由を叶えられるかどうかをチェックすれば、次のキャリアパスが明確になりますよ。

キャリアという方向性が定まったら、今度はどんな会社に転職したいのかについて考えましょう。

雇用形態、給料、勤務地、仕事内容、ポジション、残業時間、休日、制度などですね。これらの希望条件に優先順位を付け、具体的にどのような条件が良いのかについて考えてみてください。

優先順位を付けることで、求人を選びやすくなります。

求人情報を集める

転職の方向性まで決まったら、実際に求人情報を集めましょう。

求人の集め方は、さまざまです。求人サイトを自分でチェックしたり、ハローワークを利用したりといった方法が一般的。他にも、転職エージェントでおすすめの求人をいくつかピックアップしてもらうという方法があります。

転職エージェントを使った場合、自分の転職の方向性に合った求人を勧めてもらえるので効率が良いです。

ただ、転職エージェントだけだと数を確保できません。求人サイトと併用することをおすすめします。

履歴書・職務経歴書を作る

エンジニアに限らず、転職の準備において履歴書と職務経歴書の作成は必須です。

履歴書を作成するときには、応募する求人で必要とされているスキルや人物像などをチェックしましょう。スキルは求人に書いてあります。人物像は企業のホームページや採用ページ、SNSなどを見ていると判断可能です。

それらをチェックしたうえで、自分が求める人材であることをアピールできるように自己PR欄などを工夫しましょう。

ポートフォリオの作成及び見直し

エンジニア特有の転職準備に、ポートフォリオがあります。経験者の場合は必須とされないことが多いですが、作っておいて損はありません。未経験者の場合は、必ず作っておきましょう。

経験者の場合、ポートフォリオにこれまでの業務における実績も可能であれば掲載しておいたほうが良いです。実績の中でポートフォリオに載せても良いものがあるかどうか、一度確認しておきましょう。

業務実績と趣味・ポートフォリオ用の作品とを含め、ポートフォリオサイトにまとめておくとわかりやすいです。

未経験者の場合、アプリをひとつ作ってスキルシートで使用言語やツール、こだわりポイントなどを記載しておくと良いですよ。

アウトプットをする

どのタイミングでも良いので、アウトプットをはじめておくと転職に役立ちます。QiitaやGitHubなどのサイトで自作のコードを公開したり、誰かのコードを修正したりコメントで交流したりすることで知識を深められるんです。そしてそれは形として残り、知識を深めている証拠にもなります。

採用担当者は、意外とアウトプットをよく見ているんです。少なくとも、アウトプットが無い人よりもある人の方が有利ですよ。

退職までの流れを確認する

最後に退職までの流れも確認しておきましょう。

一般的に、退職までには以下のようなフェーズがあります。

  • 業務引き継ぎの準備
  • 退職願または退職届の提出
  • 退職日の調整
  • 業務引き継ぎ
  • 退職

引き継ぎの準備に関しては、していなくても構いません。退職願を提出する際の交渉で有利に働くくらいのものです。

退職を告知する方法は退職願と退職届の二種類があります。退職願は文字通り、会社に対して「辞めてもいいですか」と願い出るためのものです。却下されることもあります。

退職届は、「辞めます」と宣言するためのもので、相手が受け取った時点で二週間後には辞められるという効力を持つものです。会社が「ダメ」と言ってきても、法的には辞められます。

最初は退職願を出し、どうしても受け付けてもらえなかった場合は退職届を出すと良いでしょう。

辞めることが決まったら退職日を調整し、退職までの間に引き継ぎを行います。

エンジニアの転職準備で気をつけるべきポイント

エンジニアの転職準備を紹介してきましたが、転職準備をする際に気をつけたほうが良いことがいくつかあります。今度は、そんなエンジニアの転職準備のポイントについて紹介しましょう。

エンジニアに適した転職時期を見極める

転職に的下敷きは、一般的には2~3月、9~10月だと言われています。これらの時期は退職者が増えるため、その補充のために求人が増えるんです。求人が多く転職しやすいことから、転職に適しています。それはエンジニアも同じです。

ただ、エンジニアに適した転職時期は上記以外にもあります。

それは、転職したいときと、転職したほうがいいときが重なったタイミングです。要は前述した「現状の不満による転職理由」と「今後の展望に関する転職理由」との両方が、自分の中に発生したタイミングということですね。

ここに上記のような転職しやすい時期が重なるのが、ベストです。

自分にとって適した時期やタイミングを見極め、転職準備をするようにしましょう。

転職にかかる期間を考慮してスケジュールを組む

現在の会社で働きながら転職活動を行う場合、転職にかかる期間の平均は3ヶ月です。スキルの棚卸しなどの転職準備に時間がかかりますし、求人ごとに企業研究などを行うことにより時間がかかるということもあります。

さらに、働きながらだと面接の日程調整が難しく、効率的に動きにくいため時間がかかるんです。

ただ、退職してから転職する場合も「とりあえず一休みするか」と考える人が多く、結局は2~3ヶ月かかるケースが多数あります。

また、エンジニアの場合、人材不足で採用を急いでいる企業が多い傾向にあるということから、応募から1~2週間程度で内定を得られるケースもあるんです。

短くて2週間、相場が3ヶ月、長くてそれ以上ということですね。

この転職期間を考慮して、転職活動のスケジュールを組みましょう。スケジュールには、前述した転職準備も組み込んでください。そうでなければ、すぐにスケジュールが狂ってしまいます。

企業研究は必ず行う

転職先の企業研究は、必ず行うようにしましょう。新卒の就職活動のときは企業研究をしっかり行う人が多いのにも関わらず、転職だとないがしろにする人も少なくありません。働きながら転職活動するため、余裕がない人が多いのでしょう。

しかし、企業研究をないがしろにすると効果的に自分をアピールできないばかりか、自分が希望するような会社には転職できなくなる可能性が高いです。

求人を読むだけでは、その企業のことはわかりません。その企業の雰囲気、社是社訓、IT業界での立ち位置などさまざまなことを知らなければ、自分に合う企業かどうか正確に判断するのは難しいです。

転職を成功させたいなら、企業ホームページやSNS、ブログ、企業口コミサイトなどをチェックして企業研究を行いましょう。

選考の後でフィードバックを求めるようにする

書類選考や面接の後など、落とされたときにフィードバックを求めるようにするとなお良いです。中には、しっかりとフィードバックをしてくれる企業もあります。

フィードバックには、転職準備で不足していた点などが多数隠されているんです。成功するには、失敗から学ぶ必要があります。せっかく選考を受けたので、無駄にしないためにもフィードバックをお願いしてみましょう。

エンジニアの転職準備は徹底的に!

エンジニアにとって、転職は一大イベントです。現状の職場に不満が無い人でも、キャリアの関係上いつかは転職をします。エンジニアのほとんどが何度も経験することになるからこそ、転職準備は徹底的に行いましょう。

一度でも失敗すると、今後も何度か行うことになる転職活動で不利になるかもしれませんから。

もし、転職準備を自分だけで行うのが不安なら、転職エージェントに手伝ってもらうのも良いのではないでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

管理人のよしぞと申します。
フリーランス業界で働いている管理人が、業界で働く様々な視点からフリーランスエンジニアに挑戦するためのノウハウを掲載。独立を考えている方にとって手助けになるサイトを目指しています。

目次