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エンジニアの転職活動はポートフォリオが肝心! 作り方・ポイントを紹介します

エンジニアの転職活動には、重要なものがあります。履歴書や職務経歴書はどんな仕事でも必須ですが、エンジニアにはもうひとつ…ポートフォリオがあるんです。

経験者は必須ではなくとも重要、未経験の人は必須と考えた方が良いでしょう。

今回はそんなエンジニアの転職活動に欠かせないポートフォリオの作り方と、作る際のポイントを紹介します!

目次

エンジニアの転職活動でポートフォリオが持つ意味と重要性とは

エンジニアの転職活動ではポートフォリオが重要と先述しましたが、その理由がわからないと重要性も理解しにくいかもしれません。そこで、未経験者と経験者とに分け、ポートフォリオが転職活動において持つ意味と重要性について語ります。

未経験者にとっての重要性

未経験者がエンジニアに転職するとき、当然ですが実務経験はありませんよね。経験者は実務経験の中から「こういうものを作りました」とアピールできますが、未経験者の場合はそれができません。

未経験者の転職活動でポートフォリオが持つ意味は、大きく3つです。

1つ目は、コーディング技術をアピールするという意味

未経験でありながら、どれだけのスキルを身に着けているのかを作品で示します。企業に対して、スキルを判断する材料を与えるんです。

2つ目は、0の状態からどれくらいの作品をつくることができるのかということを企業に判断してもらうこと

自分でアイデアを出し、仕様を決め、コーディングをし、修正をして仕上げて公開する。開発に必要な一連の流れをどれだけ踏むことができるのか、一人でその流れを踏んだ場合どれだけのクオリティを出せるのかを企業が見ています。

3つ目は、ポテンシャルをアピールするという意味

未経験採用は、ポテンシャル採用と言い換えることもできます。ポテンシャル(熱量)の無い人間を雇ったとしても、すぐ辞めていくでしょう。辞めなくても使い物にならない可能性があります。

ポートフォリオを作ったことで、さらにそのクオリティで熱量というポテンシャルを示せるんです。

上記のような意味を持つため、未経験者のエンジニアにとって転職活動でポートフォリオを作るのは必須と言えるんですよ。

経験者にとっての重要性

経験者は、未経験者と比べてポートフォリオの必要性が薄いですが、しっかり意味があります。

実績を示しやすいという意味です。企業の実績を挙げ連ねるだけでもアピールはできますが、もっと詳しく情報を整理して伝える方がより強いアピールになります。転職活動をより有利にするために、ポートフォリオが重要です。

そのような意味を持つため、経験者のポートフォリオは自主制作の作品だけでなく、企業での実績も載せることになります。

【基本編】エンジニアの転職に役立つポートフォリオの作り方

エンジニアの転職活動においてポートフォリオが重要だ、ということは理解していただけたのではないでしょうか。ただ、エンジニア未経験の人は特に、ポートフォリオの作り方がわかりませんよね。そこで、エンジニアの転職に役立つポートフォリオの作り方を簡単に紹介します。

オリジナルアプリを作る

ポートフォリオは、作品が無ければ始まりません。

まずは、オリジナルアプリを作ってみましょう。Web業界志望ならWebアプリを作り、それ以外ならスマホアプリを作ることをおすすめします。

ただ、エンジニア未経験の人だといきなり画期的なアプリを作ろうとすると失敗しかねません。最初は教本などに載っているようなサンプルアプリづくりから、始めましょう。もしくは、既存のアプリのクローンを作るのがおすすめです。

クローンを作る場合、元にするアプリはなるべく機能がシンプルなものが良いでしょう。

言語を学習しながらサンプルアプリを作ったら、今度はそれに機能を追加していきます。機能を追加することでオリジナリティが生まれ、元になったアプリとは違うものになりますよ。

この過程を踏んでアプリを作って、もしまだ余力があったり「もっと面白いものが作れそう」だと思ったりしたら、自分で企画するところからはじめてみると良いでしょう。

スキルシートを作る

作品を用意したら、スキルシートを作ります。

スキルシートとは、自分のスキルを書くものです。ポートフォリオとしては、以下の内容を記載すると良いでしょう。

  • 現在使える言語やツール
  • 現在学んでいること
  • 当該アプリで苦労して実装した機能
  • 今後やってみたいこと

これだけあれば、現在の技術とポテンシャルの両方を示せます。そのうえ、自分で行った開発の流れを客観視できていることや、アプリ開発における努力が伝わりますよ。

作品が複数ならサイトを作るのもアリ

ポートフォリオの作品がひとつなら、アプリを公開してスキルシートにまとめるだけで問題ありません。

ただ、作品が複数ある場合はポートフォリオサイトを作るのもアリです。Webデザインの技術があれば自分で作ると良いでしょう。Webの技術が無ければ、テンプレレイアウトを使ってポートフォリオサイトを作れるサービスなどを使うことになります。

サイトがあれば複数の作品をひとつのサイトにまとめて掲載でき、公開先URLなども設置できるためよりわかりやすいポートフォリオになりますよ。

【実践編】エンジニアの転職に役立つポートフォリオの作り方

ここまでエンジニアの転職に役立つポートフォリオの基本的な作り方について、紹介してきました。ここからは、ポートフォリオを作る際に気を配るべきポイントを紹介します。以下の6点を踏まえれば、もっと良いポートフォリオになりますよ。

実務で利用する言語を使ってアプリを作る

ポートフォリオ用にアプリを作る際は、実務で利用する言語を使いましょう。実務で使う言語を用いることによって、企業は「自社で使える人材かどうか」を判断することができます。逆に言えば、実務で使わない言語を用いてアプリを作っても、その判断材料が無いため効果が薄いということです。

Webの場合ソースコードの読みやすさに気を配る

Web制作やWebアプリの開発の場合は、ソースコードが重要です。Webの制作物はソースコードをすぐ読むことができます。企業も当然、ソースコードをチェックするでしょう。

企業にとって都合が良いのは、読みやすいソースコードを書く人です。複雑でわかりにくいソースコードを書く人も実際の現場にはいますが、メンテナンスなどが作った本人でなければ難しくなってしまいます。現場では、あまり好かれません。

人に見られ、人が修正できるように意識してソースコードを書きましょう。

ユーザー目線で制作を行う

エンジニアの仕事は、クライアントやユーザーありきです。そのシステムやアプリを利用する人がいるから、エンジニアはそれらを作ります。

ユーザー目線に欠けている作品の価値は、低いです。ポートフォリオにおいても、ユーザー目線で設計し、制作を行うようにしましょう。

ユーザビリティを評価する際、特に見られやすいのはUIです。アイコンのデザインから配列、操作方法など実際に使っていて便利かどうか、使いやすいかどうかを重視して作りましょう。

これは、ポートフォリオ用に作るアプリに留まりません。ポートフォリオをまとめたサイトなどもユーザー目線でレイアウトを組み、情報を整理するようにしましょう。

制作意図・こだわりをハッキリさせる

エンジニアの転職面接では、ポートフォリオの制作意図を聞かれることが多いです。実際の開発現場においても、意図は重要視されます。意図が曖昧なシステムやアプリは、得てして使いにくかったり機能が不十分だったりズレていたりするためです。

まず、アプリを作る目的からハッキリさせましょう。たとえば「自分がどうしても起きられない人間なので、同じ人のために起きれる工夫を詰め込んだ目覚ましアプリを作る」などですね。

さらに、制作に関する意図・こだわりをハッキリさせましょう。

例えば徹底的にユーザビリティにこだわったUIにする、機能の豊富さにこだわる、多くの人に楽しんでもらうような工夫をするなどです。

目的やこだわりは実際にアプリをつくるときに役立つだけでなく、面接の受け答えの説得力にもなります。

ポートフォリオはシンプルさが命

ポートフォリオには、制作意図・こだわり・機能などの情報を載せることになります。自分で作ったものを紹介するとき、情報を詰め込みたくなるものでしょう。

ただ、ポートフォリオはシンプルさが命です。画面を開いた瞬間に、ひと目でわかるようなシンプルさが求められます。複雑だと伝わりにくく、シンプルだと伝わりやすくなるためです。

作品ひとつに対し、画像ひとつと200~300文字程度の短文ひとつが基本の形となります。スキルや自己紹介は作品とは分けたページで記載しておくと、見やすいです。

添付する情報の内容を精査する

ポートフォリオはシンプルさが命だと先述しました。シンプルなものにするためには、添付する情報を精査する必要があります。

自己紹介ページには簡単なプロフィールと、スキルを書くのが一般的です。スキルは「言語」「資格」「ジャンルごと(フロントエンド、バックエンド等)の経験」とを、分けて記載するとまとまりが良くなります。

未経験の場合は経験が無いので、よりシンプルです。

実際の作例を紹介するページの情報も、しっかり精査しましょう。

アプリ名以外には、概要、意図・こだわりを書くくらいにとどめておくのがおすすめの形です。それらを書くだけでも、しっかり添削しないと文字数が多くなりすぎます。これ以上の情報を載せるとわかりにくくなるので、気をつけてください。画像と一緒に載せる伝えたい情報の数は、2~3がシンプルさを保つ限界です。

それらを記載した後、見出しを変えて使用言語を羅列します。

もし、さらなる詳細情報を記載したい場合はページを変えてまとめておきましょう。

ただ、この形はあくまでも一例であり、絶対ではありません。

他にも、ポートフォリオをひとまとめにしたページには概要だけ記載して、こだわりなどは別ページでまとめてリンクを貼るという方法もあります。

自分なりに情報を精査して、シンプルになるように考えて作りましょう。

エンジニアの転職を有利に進めるためポートフォリオにこだわろう!

エンジニアにとって、ポートフォリオは転職を有利に進める鍵です。未経験からエンジニアに転職する場合、ポートフォリオはほぼ必須条件となります。無くても応募可能な求人はあるものの、作っていない人に比べると大きな差が出るのは事実です。

明確な目的・意図を持ってポートフォリオを作り、転職活動を有利に進めましょう!

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この記事を書いた人

管理人のよしぞと申します。
フリーランス業界で働いている管理人が、業界で働く様々な視点からフリーランスエンジニアに挑戦するためのノウハウを掲載。独立を考えている方にとって手助けになるサイトを目指しています。

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