TECH STOCKは、INTLOOP株式会社が運営するIT系フリーランス向けエージェントです。
フリーランスを挫折する理由の「案件がうまく取れない」「営業が疲れる」などの悩みを解決してくれる、IT系フリーランスの心強い味方だと言えます。
たいていのフリーランスエージェントは、良い評判と同じくらいかそれ以上に悪い評判が付いていることが多いです。
一方TECH STOCKは、悪評をあまり聞きません。ただ、本当に評判通り良いエージェントなのか、気になりますよね。
そこで今回は、そんなTECH STOCKの特徴、メリット・デメリットを紹介しましょう。
TECH STOCKの7つの特徴・メリットを紹介!
TECH STOCKはフリーランスエージェントとして、最も大事にすべきところを大事にして運営している印象があります。そんなTECH STOCKの特徴・メリットを7つ、それぞれ簡単に紹介しましょう。
直請け高単価案件が多い
TECH STOCKは、エンド直請けの高単価案件が多いです。
ほとんどのエージェントが「直請けが多い」ことをアピールしますが、実際は3次請け・4次請けの案件が多い傾向があります。INTLOOPは2次請けポジションにいる事が多く、さらにコンサル会社と協業で案件を取っているという特徴があるため、PR通り直請けまたは2次請けが多いです。
さらに、その特徴から、自然と高単価案件も多くなっています。
公開案件でも月額報酬100万円前後の案件が多いのが、その証です。たいていのエージェントは、非公開案件で高単価案件を抱えています。サイト上の案件検索で100万円以上の案件が出てくることは稀で、高単価と言っても月額60~80万円程度が多いです。
一方TECH STOCKは、公開案件でも80~90万円、100~110万円の案件がゴロゴロ転がっています。非公開案件も含めると、100万円オーバーの高単価案件の数はもっと多くなるでしょう。
高単価案件が多い理由は、他にもあります。
それは、企業との信頼関係です。INTLOOPはIT系の人材紹介サービスで長い実績を持ちます。フリーランス向けのサービスも16年程度の実績があるんです。
この長い実績と、単に売り上げのために人を流すのではなく、責任を持って企業の案件をサポートしているという姿勢とによる信頼関係があります。
つまり、「TECH STOCKが紹介する人材なら確かだろう」ということで、高い単価を出せているのでしょう。
長い実績を持つ質の高いサービス
先程も触れましたが、TECH STOCKの運営企業INTLOOPは、フリーランス向け人材紹介サービスで長い実績を持っています。フリーランスという働き方が一般化したのは、ここ数年のことです。フリーランスとしての成功者・メンターが、ネット上に積極的に情報を公開するようになり、注目度が上がりました。
働き方の自由が重視されている時代背景と相まって、広がったと考えられます。
フリーランスエージェントも、その存在が認知されてきたのはここ数年のことです。そのため、フリーランスに対する人材紹介で16年もの歴史を持つ企業は、他になかなかありません。
その歴史の長さと豊富な実績から、質の高いサービスを提供しているのがTECH STOCKの強みです。
マッチングの高度さに定評がある
TECH STOCKの質の高さについて前述しましたが、それがよく表れているのがマッチングです。
他のエージェントでよくあるのが、表面上のスキルだけを見て案件を紹介するというマッチング。Javaを用いた開発の実績が多い人だから、Javaを用いる案件を紹介しようという感じですね。
そのうえ、多くのエージェントはマッチングに急ぎます。企業から成功報酬を受け取る仕組みのサービスなので、とにかく人を案件に流していかないと売り上げを確保できないんです。
そのため、流れ作業のように人を案件に放出するようなエージェントもあります。
ただ、本来適正というのは表面上のスキルだけではかれるものではありません。実際に転職市場などで重視されているのは、人柄面での適正です。
真面目、几帳面、おおらか、人当たりが良い、リーダーシップがあるなど性格による適正が企業が求める人材とマッチしていなければ、人材にとっても企業にとっても良い結果にはなりません。
エージェントとして最も大事なのは、人と案件をしっかり見て、正面から向き合いさまざまな適性を考慮してマッチングすることでしょう。
TECH STOCKは、このような責任感のある高度なマッチングを行っていると評判です。実際、TECH STOCKに関して「ミスマッチが起きた」という口コミは、あまり耳にしません。
支払いサイトが短い
支払いサイトというのは、締日から入金日までの期間のことです。正社員は末締めで翌月の五十日に払うのが一般的。長くても翌月末には、支払われます。
フリーランスエージェントの場合、フリーランスの登録者はエージェントの運営企業と契約する形になるんです。案件先企業が運営企業に支払いをし、運営企業がフリーランスに支払いをします。
そのような流れがあるため、フリーランスエージェントは一般的な支払いサイトより長くなることも多いです。
一方TECH STOCKの支払いサイトは、月末締め翌月15日払いとなっています。しっかりと、一般的な会社員と同じようなサイトで支払われるのが強みです。
案件に参画した翌月には給料が貰えるので、資金繰りに頭を悩ませる必要はありませんよ。
週3勤務程度の案件が多い
ほとんどのフリーランスエージェントでは、週5日勤務の常駐型案件が所有案件の大多数を占めます。実際、TECH STOCKもそのようなフルタイム常駐案件が多いです。
ただ、TECH STOCKには週3日勤務程度の案件も豊富に揃っています。フルタイムより単価は低めになることが多いものの、それでも週3日勤務の案件の中では高水準です。高年収を目指さなければワークライフバランスをライフに偏らせることも、できます。
さらに、他のエージェントで副業案件を探し、両立してワークライフバランスを調整することも可能です。
自分なりの働き方を実現しやすいエージェントだと、言えるのではないでしょうか。
東京以外にも案件がしっかりある
TECH STOCKの案件の中で、最も多い勤務地は東京です。IT企業の数自体が東京に偏っているため、これはどこのエージェントでも同じになります。
その中で、地方案件も充実しているエージェントと地方はほとんど無いエージェントとに分かれるわけです。
TECH STOCKの案件は、東京が7割程度となっています。残りは東京以外となっており、バランスが良いです。案件数もしっかり確保されているので、東京以外の地方で働きたい人にもTECH STOCKはおすすめできます。
具体的な対応地域は、以下の通りです。
- 東京
- 神奈川
- 千葉
- 埼玉
- 大阪
- 京都
- 兵庫
- 愛知
- 北海道
- 沖縄
兵庫にも案件があるのが、少し珍しいです。多くのフリーランスエージェントは各地方の主要都市のみとなっているのに対し、関東と関西に関してはその周辺地域までカバーしてくれています。
福利厚生サービス・税理士紹介サービスがある
TECH STOCKの運営企業INTLOOPは、フリーランス向け福利個性サービス「フクリント」を2020年から提供しています。当然、TECH STOCKに登録している人も利用可能です。
ライフとワークとラーニングに分けて、さまざまな特典が用意されています。まずは、ワークの方から見ていきましょう。
- GlobalWifi:総額から10%割引、安心保証パックフル無料
- ミライネットワーク:サービスすべて初期費用半額、3ヶ月間無料
- フリーナンス:登録者に4000円プレゼント
- やよいの青色申告オンライン:初年度無料
- マネーフォワード:2ヶ月間無料
- intloop写真撮影サービス:無料
さまざまなものが、優待利用できるようになっていますね。特に、IT環境を提供してくれるミライネットワークの初期費用が半額、3ヶ月間無料は大きいでしょう。
続いて、ライフ面を見ていきましょう。
- AOYAMA GIFT SALON:限定割引特典
- 和心庵:宿泊料1人あたり1000円オフ
- RistoranteUNO:ランチ、ディナーのソフトドリンク1杯サービス
- daiohs:ウォーターサーバーのボトル・本体レンタル代割引
- カジタク:ハウスクリーニング、宅配クリーニング10%オフ
- 旅工房:旅行代金10%オフ
- RIZAP:入会金無料、もしくは分割手数料無料、16回コース以上で料金20%オフ
ウォーターサーバーは、大容量19Lボトルが20%オフ、12Lボトルが10%オフになります。1ヶ月で19Lボトルを2本、または12Lボトル4本以上買うと本体レンタル代は無料です。
RIZAPの特典が、結構良いですね。入会金は5万円と高いですし、フリーランスエンジニアは運動不足になる人も多いですから。これで健康を保って元気に働けるのではないでしょうか。
ラーニングも、最後に箇条書きのみで紹介します。
- BOOSTA:JDLA認定「AIエンジニア育成コース E資格対応コース」15%オフ
- NativeCamp:オンライン英会話、法人ライトプラン初月基本j無料
- RIZAP ENGLISH:入会金無料、または分割手数料無料、16回コース以上で料金20%オフ
- DMM英会話:3ヶ月間受講料20%オフ
TECH STOCKの2つのデメリットを紹介!
ここまで、TECH STOCKのメリットを詳しく紹介してきました。良い評判が多いフリーランスエージェントではあるものの、やはりデメリットもあります。デメリットを2つ紹介するので、メリットと照らし合わせて自分に合うかどうか考えてみましょう。
実務未経験者はサポートを受けられない
TECH STOCKは、高単価案件が多いです。月額報酬100万円を超えるような案件もゴロゴロ転がっており、逆に60万円以下の案件は少ない傾向があります。
そのため、実務未経験者はTECH STOCKでサポートを受けるのが難しいです。不可能と言っても過言ではないかもしれません。案件も下流の開発もあるものの、比較的上流の工程が多いですからね。初心者向けのエージェントではないでしょう。
そもそも、実務未経験でいきなりフリーランスエンジニアになるのは難しいです。ライター等であれば未経験でもなれますが、エンジニアは他のフリーランスの職種より高い専門性と技術力が問われます。そのため、実績のないフリーランスはあまり相手にされないのが現状です。
初心者向け案件も取り扱うエージェントやクラウドソーシングサイトを探すのも良いですが、まずは契約社員等でも良いので実務経験を得てからフリーランスになる道を模索することをおすすめします。
週1~2日勤務の案件は少ない
TECH STOCKは、勤務日数が週に3日から週に5日までの案件が多いです。
週1~週2の案件は少ないので、注意しましょう。試しに公開求人で週1~2という条件で探してみたところ、2021年6月9日時点で62件該当しました。このうち、募集中の案件は7件だけとなっています。
一方、週3~5日の条件だと5076件該当します。週4日という少し半端な数字で検索しても、200件程度見つかるので週1~週2の案件がどれほど少ないかわかるでしょう。
一応あるにはあるので、副業として使えなくもないでしょうが、実際に紹介してもらえるかは別です。
フリーランスエンジニアとして2つ以上の案件を掛け持ちしたい場合、メインの案件をTECH STOCKで取り、サブの案件を他の副業案件を多数扱うエージェントで取ってくるのが賢い使い方ではないでしょうか。
TECH STOCKについてよくある質問・Q&Aまとめ
ここまでTECH STOCKのメリット・デメリットという形で、その特徴を紹介してきました。サービス面でのデメリットはほとんど無い、と言えるでしょう。最後に、TECH STOCKについてよくある質問を簡単にまとめて紹介します。
Q1.長期案件が少ない?
TECH STOCKの公開案件でよく見られる契約期間は、2~3ヶ月間となっています。
ただ、2~3カ月と書かれている案件でも実際は長期案件である事がほとんどで、2~3カ月としているのは単に実際の契約期間を明記している為です。
※どのエージェントでも契約単位は2~3カ月になることがほとんどです。
TECH STOCKが携わる案件の多くは大規模案件であることが多く、1年、2年にまたがるプロジェクトも多いため、実際には数か月単位にて契約更新していく流れになります。
長期案件は、フリーランスにとって安心感に繋がります。フリーランスはいつ仕事が途絶えるかわからない不安定な立場にあるため、長期的に仕事が続くかどうかは案件への参画を決めるうえで重要な要素でしょう。
また、TECH STOCKの案件で働けるレベルのエンジニアであれば、契約が切れて案件が見つからないということはほぼありません。
TECH STOCKでは高いマッチング力も有していますので、案件が何ヶ月も途切れてしまうというリスクは、低いのではないでしょうか。
Q2.リモート案件は少ない?
TECH STOCKは、あえてリモート案件をウリにしているエージェントではありません。
しかし、TECH STOCKが付き合っているクライアントはリモートワークを推進する企業も多く、リモート案件も増えているように見受けられます。
フルリモートの案件もあれば、週に1回は出社など一部リモートの案件も様々です。
リモート案件を希望される方は、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
Q3.案件の傾向は? 使用言語は何が多い?
2021年3月29日に、TECH STOCKの運営元であるINTLOOP株式会社が登録者のエンジニアを対象にアンケートを行いました。アンケート内容は「今メインで使っているプログラミング言語」です。
最も高い割合を占めたのが、Java、次点でPython、3位はJavaScriptとなりました。ちなみに、4位はSQL、5位はPHPです。
Javaはシステム開発現場で需要の高い言語なので、1位になるのも当然かもしれませんね。TECH STOCKの求人件数も、Java関連が最も多いです。Javaは定期的にアップデートを繰り返す息の長い言語で、今後も高い需要が続くでしょう。
PythonはAIの分野で多く使われている言語です。INTLOOPは「今後Pythonを活用するエンジニアも増える」として、注目しているようですよ。Pythonで案件検索をしても、多くの公開案件が出てきます。
アンケート結果と、実際の案件数の順位は入れ替わることもあるものの、上記アンケートで上位に位置する言語の案件が中心だと考えておくと良いでしょう。
Q4.在職中でも登録できる?
現在は正社員や契約社員などで在職していても、登録と相談はできます。ただ、案件紹介はフリーランスまたは法人として独立していることが前提となるため、独立の意思がなければ案件紹介は受けられません。
在職中は「現在のスキルや実績で紹介できる案件はどのようなものか」の確認にとどまり、紹介できる案件が豊富だとわかれば独立に踏み切るといった意思決定の後押しとしての使い方になるでしょう。
Q5.年齢制限はある?
TECH STOCKの登録自体には年齢制限はありません。
ただ、上流工程の案件が多いため、他のエージェントと比べると30代後半~40代でも案件を受けやすいのではないでしょうか。
Q6.源泉徴収はある?
税務署指導のもと、個人事業主の報酬支払の際、所得税の源泉徴収をしています。確定申告をするときには、既に源泉徴収を行っていることをしっかりと記帳しておきましょう。しっかり源泉徴収を含めて仕訳を記帳していないと、二重に税金が引かれることになります。
TECH STOCKは地方在住にもおすすめ! 上流工程案件を探す人にも
TECH STOCKについて紹介してきましたが、まとめると以下のような人におすすめのフリーランスエージェントだと言えるのではないでしょうか。
- 東京に住んでいる人
- 地方在住の人
- 高いスキルを持っている人
- 上流工程の案件を探している人
東京だけでなく地方の案件も多数あるため、地方在住でも安心して利用できます。さらに、高単価案件が多いため高いスキルを持っている人が満足できる報酬を得られるでしょう。逆に、スキルがあまりない人だと紹介可能な案件数はガクッと減る可能性があります。
そして、上流工程の案件が豊富なので、上流工程の経験を持ち、それらの案件を探している人にもおすすめです。
フリーランスとして、さらなる飛躍を目指すならTECH STOCKを使ってみてはいかがでしょうか。