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エンジニアの転職失敗例から見る原因と対処法 重要なのは分析力!

エンジニアに限らず、転職に失敗してしまう人は案外多いです。

転職に失敗した後は我慢して惰性で働き続ける人もいれば、少ししてまた転職する人もいます。いずれにしても、時間の無駄ですよね。人生においてお金より貴重な時間という資源を無駄にしてしまい、転職回数をいたずらに増やすのは避けたい…。

そこで今回は、エンジニアの転職失敗例とその原因、対処法を紹介します。

目次

経験者エンジニアの転職によくある失敗事例と原因

エンジニアの転職失敗例とその原因は、経験者と未経験者とで異なります。まずは経験者のエンジニアのよくある転職失敗事例と、その原因をそれぞれ簡単に紹介しましょう。以下のような失敗は、しっかり避けるようにしてくださいね。

転職を後回しにしてしまい機会を逃す

これはエンジニアに限らないことではありますが、転職の機会を逃してしまう人は多いです。原因は、転職したいと思いながらついつい後回しにしてしまうこと。

例えば、新卒で入社した会社がとんでもないブラックだったとします。3ヶ月ほどで「辞めたい」と思い始めたものの、「3年は続けないと転職なんてできないよ」というアドバイスを鵜呑みにして3年後回しにしてしまうということがあるでしょう。

27歳になって初転職は一般的ではありますが、辞めたい気持ちを引きずったままでは積極的に働いて技術などを吸収しようとすることは難しいです。

周りの同い年に比べるとスキルが不足しているエンジニアになってしまい、転職活動に苦戦します。

年齢が上であればあるほど、苦戦する度合いは高いです。

長く働いているのに年齢だけ上がってしまい、企業から求められるレベルが上がっているにも関わらず惰性で働いてきたツケがあり、そのレベルに達していないケースがあります。

転職したいと思ったら、年単位で後回しにするのはおすすめしません。なるべく早く、転職活動を始めましょう。

残業時間にこだわりすぎて他の条件が下がる

エンジニアの中には、残業時間がとんでもなく長い会社で働いている人もいるでしょう。所謂デスマーチというような現場も、まだまだ多いですよね。

ただ、転職するとき残業時間にこだわりすぎると他の条件が下がってしまう可能性が高いです。

原因は、残業時間に固執するあまり他の条件がかなり良い求人を「残業時間が自分の条件に合わないから」と切り捨ててしまうことにあります。

さらに、残業が少なく給料も低い会社であることに気づけなかったり、残業が少ないのは良いけどスキルアップに繋がりにくい会社だったりという原因もあるでしょう。

残業時間を最優先にするのは悪いことではありません。ただ、同時にスキルアップや給料など他の条件についても重視してチェックするようにしましょう。

目先の年収に目がくらんで仕事をこなせなくなる

これは、現在の会社の給料に不満を抱えている人にありがちな転職失敗例です。年収が今より大幅にアップする求人があり、無事入社できたとします。しかし、入社後に期待されているほどのスキルが自分にはまだ備わっておらず、仕事についていけなくなることがあるんです。

会社は期待値込みで人を雇うことがあるので、このようなことが起こります。その後しっかりスキルアップして期待通りの働きができるようになれば問題ありませんが、誰しもそうなれるわけではありません。

期待と実際とのギャップに苦しんでしまう人は、案外多いです。

未経験のエンジニアへの転職によくある失敗事例と原因

前章では、経験者のエンジニアの転職によくある失敗事例を紹介してきました。経験者だからこその後回しや盲点という感じでしょうか。今度は未経験の人がエンジニアへ転職する際によくある失敗事例と原因を紹介していきます。

学習で挫折してしまい転職できない

未経験者がエンジニアに転職しようと考える際、勉強が必要になるケースが多いでしょう。元々プログラミングなどを学んでいたけれどエンジニアにならなかった、という場合でも現在の技術を学ぶ必要はあります。

ただ、中には学習の時点で挫折してしまう人が多いです。

原因はさまざま。自分に合った学習方法を見つけられなかったり、そもそも向いていなかったり人によって異なります。後ほど詳しく語りますが、これを防ぐには自己分析をしてさまざまな学習方法を知る以外に方法がありません。

学習したものの明確な目的が見当たらない

勉強してプログラミングやエンジニアに必要な思考方法などを身に着けた後、何をすればいいかわからなくなることがあります。

こうなる原因のひとつとして考えられるのは、手段と目的のすり替わりです。目的はエンジニアに転職することだったはずなのに、学習を進めるうちに「技術を身につけること」が目的になることがあります。

他には、そもそも転職したい理由が明確では無かったため目的意識が希薄になってしまうという原因も考えられるでしょう。

明確な目的が無く転職しようとすると、ポートフォリオなども何をしたらいいかわからなくなります。

研修が無くいきなり実務を任されてしまう

未経験者がエンジニアに転職した際、普通はしっかりとした研修が行われます。会社で使っているツールの使い方、プログラミング手法、開発フロー、その他さまざまなことを教え込まれるものです。

ただ、中には未経験者でも技術さえあればいきなり実務を任せるという会社もあります。いきなり実務を任せる理由は、人を育てる余裕が無いためです。激務で誰の手も空いていなかったり、そもそも研修制度自体が曖昧だったり、予算が無かったり…。

経験者ならそれでも適応できるかもしれませんが、未経験者が研修なしで実務に適応するのは困難です。

ポートフォリオで作品を制作してきたでしょうが、個人の作品制作と実務とでは思考方法も作業フローも感覚も異なりますから。こういう会社に転職して、自分には向いていないと思ってしまい挫折する人も少なくないんです。

自分の「したい」ばかりを押し付けて内定が得られない

未経験のエンジニアが陥りがちなのが、「これがしたい」という自分の願望ばかりが先に出るということです。

技術を習得すると、やりたいことがたくさん出てくるでしょう。スマホアプリを開発したい、Webサービスも作ってみたい…。その気持ちはとても大事です。やりたいことがまったくないエンジニアは、キャリアパスを考えられず成長も滞りますから。

ただし、そればかり押し付けてしまうと内定は得られません。

企業が何を求めているかを考えていないことが、内定が得られない原因です。

企業が求めていることと、自分がしたいと思っていることとが表面上一致していないと内定は得られません。表面上というのは、本心でなくとも自己PRや応募理由で相手企業に合わせても内定が得られるためです。本当は、本心から一致しているのが望ましいですよ。

感覚としては、企業の求めることを熟知したうえで自分のやりたいことを企業側に沿わせる感じでなければ、転職失敗してしまう可能性が高いということです。

エンジニアが転職で失敗しないための対処法

ここまで、エンジニアによくある転職失敗事例とその原因について語りました。その中で対処法についても軽く触れましたね。今度はエンジニアが転職で失敗しないために、そして成功を掴むために知っておくべき対処法を紹介します。

未経験はまず学習方法・内容の見直しから

未経験者はまず、学習方法や学習内容の見直しからしてみましょう。まだ何も勉強していない場合は、ゼロから考えてみてください。

・プログラミング学習サイト
・教本
・プログラミングスクール

上記は、主な学習方法の例です。最近はプロゲートなどの学習サイトを使う人も、増えています。基本だけ無料で学ぶことができ、応用は月額課金というサイトも多いです。こういったサイトのメリットは、テキストを読んで実践するのを繰り返せるところにあります。

実際にテキストに沿って作品を作りながら学べるサイトも、中にはありますよ。独学の中では、最も効率が良いと言えるでしょう。

教本は内容が詳しいのがメリットではありますが、プログラミング言語の学習に関しては少しハードルが高いのが難点です。

言語ではなくエンジニアに必要な思考方法などを学ぶには、本が結構役立ちます。

スクールはお金がかかるものの、プロの講師に直接質問して学びを深められるのがメリットです。お金に余裕がある人や、独学が苦手な人はスクールに通うと良いでしょう。

次に、学習内容です。

どの言語を学べばいいかわからないときは、求人を見ることをおすすめします。求人を見ると、現在企業が求めている言語がわかるんです。

プログラミング言語としてPythonが人気がありますが、似たことができる言語で実際に求人数が多いのはJava、PHP、JavaScriptなんですよ。こういう「人気の言語と需要のある言語が一致しない」ことが、よくあります。

ネットの「これが人気」という情報だけで学ぶと、転職で失敗しかねません。

需要がある言語の中で、比較的学習しやすいものから学んでいくと良いでしょう。

このように学習方法や内容の見直しをすると、転職の成功率を高めることができますよ。

自分の実力を把握する

未経験者も経験者も、自分の実力を把握しておきましょう。

何をどこまで勉強しているのか、どんなものを作ることができるのかを理解してください。そのためには、制作実績が必要になります。経験者は実務で制作したものを振り返り、未経験者はポートフォリオ用に制作したものや趣味でつくったものを振り返りましょう。

テスト問題を解いて実力を評価してくれるサイトを使うのも、アリです。

実力を知れば、自分がどんな求人に応募できるかが見えてきます。実力に見合った会社を選べるので、仕事についていけない苦しみを抱えなくて済むでしょう。

それだけではありません。自己PRの内容を考えることにも繋がりますし、エンジニアが転職を成功させたいなら自分の実力を把握するのは必須です。

転職したい理由と転職すべき理由を分けて考える

転職したい理由と、転職すべき理由は実は異なります。

転職したい理由は、現状の悩みからくる転職先への希望です。未経験者の場合は、エンジニアの仕事に対して抱いている夢や希望でしょうか。

一方、転職すべき理由は、自分の望むキャリアプランです。次のキャリアパスを実現するために、転職しなければならなくなることがあります。

今の自分の転職したい理由と、転職すべき理由を分けて分析してみましょう。

そして、転職したい理由を解決できるうえに、転職すべき理由を叶えられるような会社を探すことをおすすめします。そうしなければ、転職したとしても転職すべき理由が程なくしてでき、また転職しないといけなくなる可能性がありますから。

求人先企業が求めるものを分析する

先程、求人先企業が求めるものを理解していないと内定が得られず転職失敗してしまうということに触れました。

求人先企業が求めるものを分析するためには、まず求人をしっかり読み込みましょう。エンジニアの求人には必ず、求める言語と開発経験が書いてあります。必須条件も重要ですが、一致していれば優遇される条件も重要です。

さらに理解を深めるには、企業HPや人材募集ページを見ることをおすすめします。そこには技術的なことだけでなく、求める人物像も書かれていることが多いです。直接的な表現でなくとも、たとえば先輩エンジニアのインタビュー欄などに書かれている仕事への思いも企業の雰囲気を知るための参考になります。

そして、その企業の社長のブログやSNS、社員のSNSなどもチェックすれば求人先企業が求めるスキルや人物像がハッキリとわかりますよ。

企業が求めるスキルや人物像などを分析したら、自分にそれに合ったスキルや考え等があるかどうかを分析しましょう。合わない求人は切り捨て、合う求人は企業に沿わせる形で自己PRや応募理由を作れば転職成功率が上がります。

転職エージェントを頼る

エンジニアの転職成功率を上げたいのなら、転職エージェントを頼ることをおすすめします。

中には、エンジニア専門の転職エージェントもあるんです。エンジニア専門の転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーは、これまでの転職支援経験や企業との付き合いなどから業界のことをしっかり把握しています。

大勢のエンジニアのキャリア支援をしているので、キャリアプランの考え方なども熟知しているんです。

さらに転職エージェントは、転職者の希望やスキルなどと、企業の求めるスキルや人物像などとが一致した求人をおすすめしてくれます。

自力で分析などを行った後は、転職エージェントに頼ることで転職失敗を避けやすくなるんです。

エンジニアが転職で失敗しないためには「分析」が重要!

ここまで、エンジニアによくある転職失敗例と原因、対処法を紹介してきました。転職は先延ばしにしすぎないことと、企業分析や自己分析、勉強方法・内容の探求などが大切ということでしたね。

エンジニアが転職で失敗しないためには、分析が何よりも重要です。

しっかりと分析を行い、転職エージェントにも頼り、転職を成功に導きましょう!

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この記事を書いた人

管理人のよしぞと申します。
フリーランス業界で働いている管理人が、業界で働く様々な視点からフリーランスエンジニアに挑戦するためのノウハウを掲載。独立を考えている方にとって手助けになるサイトを目指しています。

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