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【エンジニアから転職したい人へ】異業種転職に役立つスキルとおすすめ転職先を紹介!

ITエンジニアを辞めたい…と、思っている人も多いでしょう。実際、エンジニアという仕事自体を辞める人も多いです。

ただ、エンジニアは専門職。そのため、「潰しが効かないのではないか」と悩んでいる人も、いるのではないでしょうか。

潰しが効くかどうかは、実は分析とアピールによって変わってきます。エンジニアの専門的な技術以外のスキルを洗い出し、それをしっかりアピールすることでエンジニアからの異業種転職は比較的ラクになるんです。

そこで今回は、エンジニアから異業種・異職種に転職する際に役立つスキルと、実際におすすめの転職先を紹介します。

目次

異業種に転職するならまずはスキルの洗い出しをしよう!

エンジニアから異業種に転職するなら、まずはスキルの洗い出しが必須です。

先述したように、エンジニアは専門職ですよね。エンジニアの中にスペシャリストやゼネラリストというくくりがありますが、世間的に見ればどんなエンジニアもスペシャリストだと考えられます。

異業種の人は、IT業界のことやエンジニアのことをよくは知りません。エンジニアが実はプログラミング以外のさまざまな能力のうえで成り立つ仕事であることも、言われなければわからないでしょう。

転職活動で大事なのは、伝えることです。

自分はどういう人間で、どういう仕事ができる能力を有しており、それが会社にどのように役に立つかを伝えないと転職は失敗します。

つまり、スキルの洗い出しは、異業種の人にエンジニアとして持っている能力と、それが役立つという説得力を伝えるために必要ということです。

エンジニアから転職するときに役立つスキルとは?

エンジニアから異業種に転職するならスキルの洗い出しが必要ですが、自分でイチから考えるのは大変です。そこで、エンジニアが持っていると考えられる能力の中から、転職に役立つものを6つ紹介します。これを参考に、自分がどのようなスキルを持っているか考えてみましょう。

筋道を立ててゴールへと向かう思考能力

エンジニアには、筋道を立ててゴールへと向かう計画力と思考能力があります。論理的思考と言い換えることもできるかもしれませんね。

エンジニアの仕事に大事なのは、目的意識です。エンジニアの仕事のゴールは「仕様通りに開発を終えること」ではなく、開発したサービスやシステムが顧客の問題を解決することですよね。自分の仕事の一歩先にあるゴールを見据えて、そこから逆算して仕様を考え提案することもあるでしょう。

このようなゴールを明確にしたうえで筋道立てて考えることは、さまざまな仕事で役立ちます。

クライアントの要望に対する理解力

エンジニアにとって、クライアントの要望をしっかり理解することが大切です。要望を理解していなければ、システム・サービスの設計やコーディングもうまくはできませんから。時として営業と一緒にクライアントと打ち合わせをし、要望を聞き出すこともあるでしょう。

そうした中で培われた理解力は、営業やコンサルなど客の要望を聞き出す仕事に役立ちます。

分析力および問題解決能力

エンジニアは顧客の抱える要望や問題点を分析して、システムやサービスに落とし込まないといけない仕事です。顧客がどのような問題を抱えているのかを分析・理解し、どのようにしてそれを解決すれば良いかを考えます。

そのため、エンジニアには分析力と問題解決能力が備わっていると言えるでしょう。

分析力は顧客と関わる仕事全般に求められる能力ですし、エンジニア以外の専門性の高い仕事でも必要になります。問題解決能力も同様です。

管理能力

リーダー経験や管理職経験があるエンジニアには、管理能力が備わっている可能性が高いです。

開発現場のリーダーや管理職で培われる管理能力は、プロジェクト管理能力と人材管理能力の二種類だと考えられます。

プロジェクト管理能力は、開発の進捗や顧客との折衝など開発を円滑に進めるために培われる能力です。

人材管理能力は、開発チームメンバーの勤怠管理や仕事量のコントロールなどで身につきます。

業種が変わったとしても、プロジェクト管理と人材管理の基本は同じです。全体をしっかり見て分析・判断したうえで戦略を練ること。それができていれば、異業種だとしても管理職候補になれる可能性もあります。

コミュニケーション能力

IT業界に詳しくない世間一般の人は、エンジニアにコミュニケーション能力が必要だというイメージを持っていない傾向があります。ひらすら室内でPCをカタカタして難しいことをしているというのが、多くの人が持つエンジニアへのイメージです。

ただ、実際はチームメンバーとコミュニケーションをはかりながらでなければ、開発は円滑に進められませんよね。クライアントとの折衝ごとも発生することがありますし、意外とコミュニケーション能力が培われる仕事です。

それをしっかりアピールすれば、顧客と直接関わる接客業や営業などの仕事にも就きやすくなります。

PCスキル

当たり前かもしれませんが、エンジニアにはPCスキルがあります。近年はどんな仕事でもPCを使うため、PCに強いというのは大きなアピールポイントです。例えば経理に転職するとしたら、効率化を図ることもできるというアピールができます。

PCスキルという当たり前のものをアピールするときも、その仕事にどのように役立てることができるかを意識して伝えるようにしましょう。漠然とPCスキルがあるとだけアピールしても、「うちにITの能力は要らないからなあ」と納得してもらえない可能性が高いですから。

エンジニアから転職する人が多い異業種とは?

異業種転職に役立つエンジニアのスキルの洗い出しをしてきました。ここからは、実際にどのような転職先を選ぶことができるのかについて語っていきます。まずは、エンジニアから転職する人が多い異業種について紹介しましょう。

  • サービス業界(主に人材紹介業、人材派遣業、ホテル、旅行系など)
  • 商社、流通業界
  • 金融業界
  • メディア業界
  • メーカー
  • etc

人材紹介業の中にはエンジニア専門のものもあり、エンジニア経験があれば優遇されます。ホテルや旅行系などに関してはコミュ力、分析力、問題解決力あたりを活かせるため転職者が多いのではないでしょうか。

ただ、スキルを活かせるということもあるのですが、それ以上に上記の業種は「異業種からの転職者を受け入れやすい風土のある業界」だから転職者が多いのだと考えられます。サービス業界が特にそうです。

そういった業界を選ぶことも大事ですが、自分のスキルに合った仕事を選ぶことが最も大切です。

エンジニアのスキルを活かせる転職先とは?

スキルの洗い出しをしたら、今度はそれを活かせる転職先を見つけましょう。ただ、どのような仕事がスキルにマッチするのかを知らないと探すのは難しいです。そこで、エンジニアのスキルを活かせる転職先の例を6つ紹介しましょう。

営業

先程から何度か触れていますが、営業職はエンジニアのスキルを活かせます。そのうえ、異業種・異職種からの転職者を受け入れやすい風土があるので、とても転職しやすい仕事です。

営業職に活かせるのは、コミュニケーション能力やクライアントの要望を分析して問題を解決する能力などさまざま。営業職に求められるのは、ただ物やサービスを売るだけではありません。

顧客の要望を営業活動の中で聞き出し、それを解決できる商品やサービスを勧めることが求められます。不要なものを買おうという人はなかなかいません。企業相手でも同じです。必要なものだと説得するために、要望のヒアリング・分析と問題解決力が必要になります。

経理

経理は、数字を扱う仕事です。数字に強いエンジニアには有利な仕事だという意見もありますが、エンジニアと経理とでは「数字を扱う」の意味が大きく変わります。経理は数字を管理する仕事ですから。

それよりも強いアピールポイントになるのが、PCスキルとエラーに対する対応力です。

経理はPCスキルがあると楽になる仕事なんですが、中にはPCスキルが全然無い人もいます。エクセルを使うものの、マクロや関数などを使うことができず非効率的な作業を行う現場はまだまだ多いです。

そこにPCスキルの高いエンジニアが加われば、一気に作業全体を効率化できます。とても重宝されますよ。

さらに、経理の現場では「数字の入力ミス」が起こることがあります。ずっと数字と向き合っているため、熟練の経理でもたまに頭がこんがらがり、思わぬミスをすることがあるんです。

その際ミスの原因を特定して対応しなければなりません。

エンジニアとしてエラーと向き合ってきた対応力を、活かすことができます。

コンサルタント

コンサルタントに大切なのは、顧客の抱える悩みをヒアリング・分析して、それを解決するために行動することです。比較的上流の工程に関わったエンジニアであれば、クライアントと直接話して似たような業務を行ったこともあるでしょう。

そのため、エンジニアのクライアントの要望を分析・理解する能力と、問題解決能力が役立ちます。ITコンサルタントでも良いですし、ITから離れたいなら別業界でも良いでしょう。別業界の場合はITコンサルタントよりは転職難易度が上がるものの、しっかりアピールすれば可能性は高まりますよ。

ホテルマン

エンジニアの能力は、ホテル業界への転職にも役立ちます。

たいてい、ホテル業界のキャリアのスタートは「フロント」です。フロントを経験して高級ホテルのコンシェルジュになるという流れが、一般的。他にも、最初から高級ホテルに入る場合は、ドアマンなどの業務内容が限定的な仕事から入る人が多い傾向があります。

ホテルのフロントの仕事は、チェックイン・チェックアウトの受付と管理だけではありません。宿泊客の要望を聞いて、対応することも仕事のうちです。

さらに、ホテル業界には「NOと言ってはいけない」という風習があります。

たとえば、客に「寒いからエアコンの温度を上げてほしい」と言われたとしましょう。客が自由にコントロールできない一括管理型のエアコンです。この場合、一人の客の要望だけで温度を変えることはできません。

別の解決策を探す必要があります。たとえば「ブランケットを貸し出す」などですね。このようなNOと言わないために別解を探し出して客の要望に応える業務に、エンジニアの問題解決力が活かせます。

コンシェルジュになればさらにその能力が深く必要とされるので、キャリアパスを考えるうえでも有利です。

メーカーのエンジニア

メーカーのソフトウェアエンジニアは、ITエンジニアから転職しやすい異業種の仕事のひとつです。厳密に言えばエンジニア自体は辞めることになりませんが、ITエンジニアは辞められます。

たいていのITエンジニアと違い、メーカーのエンジニアは自社製品のために開発を行うのが仕事です。クライアントに振り回されることは比較的少なくなりますし、興味がある物をつくっているメーカーなら「嫌な仕事を振られること」も少なくなります。

ITエンジニアとして抱えている悩みを解決できる可能性が高いです。

そのうえ、エンジニアとして培った技術や思考方法を活かせますよ。

Webマーケター

Web業界でエンジニアをしていた人が特に有利になるのが、Webマーケターです。Web以外でエンジニアをしていた場合も、もちろん有利になります。

Webマーケターの仕事は、担当しているサイトの集客数やサイトを訪れたユーザーの行動などを分析してサイトの改善策を見出すことです。実際にその案を採用するかは会議で決まり、コーディングを行うのはエンジニアというのが一般的となります。

つまり、Webマーケターには分析力と問題解決能力が必要になるということです。エンジニアが持っているそれらの能力を活かすことができます。

そこをアピールすれば、Webの経験が無くても十分に転職市場を戦えるでしょう。

エンジニアからの転職の選択肢は意外と豊富! 自分に合う仕事を見つけよう

ここまでエンジニアから異業種に転職することについて語ってきました。ここで紹介した転職先の例は、あくまでも一部です。エンジニアからの転職の選択肢が案外豊富だということが、わかったのではないでしょうか。

スキルを活かせる転職先を探すには、自分のスキルを洗い出した後で興味のある仕事の仕事内容を調べるのが効果的ですよ。仕事内容がわかれば、その仕事に必要なスキルも自然とわかります。

自分に合う仕事を見つけ、エンジニアから転職しましょう。

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この記事を書いた人

管理人のよしぞと申します。
フリーランス業界で働いている管理人が、業界で働く様々な視点からフリーランスエンジニアに挑戦するためのノウハウを掲載。独立を考えている方にとって手助けになるサイトを目指しています。

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