新型コロナウィルスの影響によって様々な企業が在宅ワークを採用するケースが増えています。
在宅ワークでは、通勤にかかっていた時間が大幅に削減できるため、空いた時間を自己啓発に使うことも可能。せっかく時間を確保できるであれば、その時間を資格取得に当ててみるのはいかがでしょうか。
資格を取得することで、請けられるプロジェクトの幅も広がりますし、あわせて資格勉強で得た知識は自信の能力となるため様々なシーンで役に立ちますよ。
本記事では仕事に役立つ資格、フリーランスとして事業を営んでいく上で役立つ資格を7つ紹介いたします。
資格を取得するにあたり気をつけるべきポイント2点
資格も国家資格から、民間の資格まで非常に多くどれを取得すればいいのか迷ってしまいます。
もちろん、資格もたくさん取れば良いというわけではありません。
では、どうすればいいのかお伝えしていきます。
本当に必要な資格か見極めること
まずは、資格取得する前に自分がやりたいこと、目的をよく考えて取得する資格を選びましょう。
フリーランスエンジニアとして働く中で、技術力を底上げするための資格取得も大切ですが、会計や経理などエンジニアリング以外の知識も必要となってきます。
しかし、あれもこれも取得したら、結局何の役に立たなかったことも多く、それこそお金と時間の無駄になってしまいます。
資格取得できる一般的な期間を確認する
目標を見定めたら、次はその資格の難易度を調べましょう。
難易度の低い資格であれば、1日1時間程度で1〜2ヶ月の勉強で取得できますが、難易度の高い資格の場合は理由は、半年、1年と本腰を入れて資格取得勉強に取り組む必要があるケースも多いです。
いつまでにどんなスキルを取得したいかを明確にして、それに有った資格を選ぶ(資格取得の優先順位をつける)ことも必要です。
在宅ワーク時に取得したいおすすめの資格7選
お待ちかねフリーランスに役に立つ資格をご紹介します。
難易度は高いものもありますが、クライアントは資格も重視しているところが多いので、採用されやすかったり、ITエンジニアとしてのスキルを底上げするために重宝する資格ばかりを選定しました。
日商簿記(3級)
日商簿記は確定申告など経理・会計をするときに有利な資格です。
経理専門の仕事を行うわけではないので、3級を取得すれば、問題なくお金の管理ができます。
エンジニアに経理なんて必要ないと思う人もいるでしょう。しかしフリーランスで仕事をする場合、お金の管理も含めて全て1人で行わなければいけません。
簿記資格を保有することで会計上でのお金の流れを掴むことができますので、とても有効な資格と言って良いでしょう。
- 合格率:40~55%
- 受験料:2,850円
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、ウェブサイト制作に必要な知識やスキルを持っているかを問う試験です
出題範囲は幅広く、インターネットの仕組み、ネットワーク、規格、セキュリティ技術、運用、ウェブ標準、また、ページデザイン、インタフェースデザイン、ユーザビリティなど。
ウェブサイト制作を進めていくにあたっての必要な概念など全般的な知識が求められます。
単なるデザイン、単なるコーディングのみでなく、サイト制作における全般的な知識・能力を示すのに有効な資格です。
- 合格率:60%〜70%
- 受験料:学科5,000円、実技5,000円(35歳未満は3,000円)
マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、Microsoft Office製品の操作スキルを証明できる国際資格です。
試験科目は、Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookについて、Officeバージョンごとに用意されており、また、WordとExcelはスペシャリストレベル(一般レベル)とエキスパートレベル(上級レベル)の2種類が用意されています。
MOSを取得していただくと、Office製品を使いこなすスキルが身につき、その実践力を客観的に証明できます。
スペシャリストレベルは普段の業務でOffice製品を使用している方であれば、一通り参考書を目に通せば合格できるレベルですから、スキル向上を目的に取得するのであれば、Word、Excelのエキスパートレベルに挑戦することをおすすめします。
- 合格率:試験科目による
- 受験料:スペシャリスト10,780円(税込)、エキスパート12,980円(税込)
TOEIC
翻訳や海外企業とのやり取りに必要な資格で、聞いたことがある資格でしょう。
プログラミングなど、英文が多くインターネットで翻訳しながらだと、時間がかかってしまい作業効率が悪くなってしまいます。
それに海外企業とのやり取りが必要なプロジェクトも増えていますので、TOEIC取得はかなり便利な資格なのです。
- 受験料:6,490円
FP検定
上記の日商簿記も大事ですが、資金面に関してスムーズに回したければFP検定をおすすめします。
FPとはファイナンシャルプランナーのことで、資産や保険など会社の資産設計を考え、企業や個人にそれを提案する仕事です。
お金の専門知識がなければ、申請書類作成などかなり時間がかかってしまい、仕事にも影響が出てしまうので、FP検定をおすすめします。1人で書類のやりくりをする場合3級、良くて2級で充分対応できます。
- 合格率:3級70%、2級25%~30%
- 受験料:3級6,000円、2級8,700円
Webライティング技能検定
一般社団法人、日本クラウドソーシング検定協会が発行する、民間の資格です。
エンジニアの業務では上流になればなるほど文章力が問われることが多いです。
もちろん取らなくても仕事は難なく行えますが、スキルの客観的な把握、自信にもつながるので取得しておいて損はありません。
- 合格率:47.4%
- 試験料:6,000円
基本情報処理技術者
「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者」と試験要綱には記載されており、主にプログラマー・システムエンジニアとして働く方、あるいはこれから従事しようとする人達を対象とした試験です。
試験ではIT業界で働くための基本的知識、情報処理に必要な論理的な考え方はできるかどうかなどを試される問題が出題されます。また経営やマネジメントについてもある程度の知識が問われるため、試験勉強を通して全般的なIT力の向上が望めます。
ITエンジニアとして活躍していくのではあれば是非挑戦していただきたい国家資格です。
- 受験料:5,700円
まとめ
フリーランスだと、請けた仕事をやればいいわけではありません。営業から経理業務までまで全て1人でこなさなくてはいけないので、慣れていないと大変です。
今回紹介したような資格を取得することで、複雑な書類作成などもスムーズに行えるし、実績作りや、新しい仕事が開拓されるチャンスも増えていきます。
在宅ワークに入っている人であれば、スキマ時間を使って勉強も出来ますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?