この記事では、在宅のフリーランスエンジニアとして働いている筆者が、体験に基づき在宅のフリーランスエンジニアとして働く7つのメリットを紹介します。
実感しにくいフリーランスの生活が実感できるようになりますよ。
フルコミットできるのでやりがいがある
筆者はクライアントと直接契約を結ぶ形のフリーランスエンジニアです。
クライアントとは、一エンジニアとして関わるというよりは、ビジネスパートナーとして関わります。
クライアントのビジネスの中核システムを開発したり、新規ビジネスの立ち上げをシステム開発から支援したりします。
誰も間には入っていません。システムを丸ごと開発します。
必要に応じて更に外部の協力者を募ります。
このことが何を意味するかというと、開発対象のシステムにフルコミットできる、ということです。
お客様のビジネスを生かすも殺すも筆者次第です。
これは非常にやりがいがあります。社会に参画している実感があります。
社会の一部をこの手で形作っている、その実感を毎日感じています。
それは大企業に比べたら、規模も小さすぎるし、ちっぽけな一部なのかもしれません。
しかし、パーツとして働くよりも、メインプレイヤーとして働く方が筆者の正確には合っているのです。
1日の時間が自由
自分で自分の働く時間を決められるので(働く内容を自分で決められるとは言いません)、1日のうちいつ働こうが自由です。
どうしてもとれないバグをフィックスするときは14時間働き、取り立ててやることのないときは働かない日もあります。
更に言えば、何時から始めようと、何時に終わろうと、全て筆者の自由です。
この時間は見たいテレビがあるから仕事はしない、ということが自由にできます。
時間が自由ということは、食事が自由ということでもあります。筆者は決めた時間に食べるようにしていますが、仕事に余裕がある時は自炊します。まかないを自分で作るようなものです。食事が健全なのは人生の幸福度を高めてくれます。
私服でいい
言うまでもないのですが、在宅なので私服です。
それも、私服出社の会社に着ていくような、少しおしゃれな服を着る必要すらありません。
夏場、Tシャツに短パンで仕事していても、文句を言う人はいないのです。誰も見ていません。
筆者は最近服のサブスクリプションを始めました。
手持ちの服は最小限にして、サブスクリプションで送られてくる4着を外出するときに着まわそうという目論見です。
その服の数でなんとかなります。
余ったお金は、靴やバッグに投資。リッチなものが買えます。
人間関係のストレスが少ない
職場での人間関係というものがありません。ストレスがありません。
職場にはたいてい気の合わない人がいて余計なストレスがかかるもの。その人が直属の上司だったりすると大変ですね。しかし筆者はそういったストレスとは無縁です。
仕事上での付き合いはみなクライアントか協力してくれるエンジニアやデザイナーなので、割り切ったお付き合いができます。プライベートを尊重できます。
筆者はプライベートでよく近所のカフェや飲み屋に行きます。様々な年代の人々が集まるので、様々な業界の話が聞けて、勉強になります。いや、勉強というよりは、単に好奇心を駆り立てられて面白いから行っているような気がします。そんなプライベートを満喫できるのは、余計な人付き合いがないからです。
筆者の若いころは、仕事が終わった後上司と飲みに行くなんてことがありました。
最近はそういったことも激減しているようです。
いいことです。一日中顔を突き合わせていた人と、なんで夜まで一緒にいる必要があるのでしょうか。飲みの席でしか聞けない話があるというなら、その話は昼間の仕事中にするべきです。それは仕事です。
顧客を選べる
自分で契約しているからなのですが、クライアントを選ぶ権利があります。
それは、どうしてもお金がないとか言うときにはそういうことも言っていられないでしょうけれども、実際そのような状況にはなかなかなりません。気持ちのいいクライアントと仕事をするのは、こちらも気持ちよく仕事を進められます。
会社員や常駐型のフリーランスエンジニアだとこうはなかなかいきません。クライアントとお付き合いしているのは個人ではなく会社だからです。筆者の場合、クライアントとの関係は筆者個人が全ての責任を負いますが、その代わり、お付き合いを絶つのも一つの選択肢として残されています。
筆者の経験だと、なかなか気持ちのいいクライアントばかりとはいきません。
正直なところ、筆者も何回も不快な目に遭いました。
もちろん一旦契約した案件は最後までやりますが、そのクライアントと以降も新たな契約を結ぶのかは、クライアントに不快な目に遭わされた場合結ばないことが多いです。その自由が在宅フリーランスエンジニアにはあります。
仕事の進め方が自由
定められた開発工程はありません。その案件の規模や難易度に応じて、様々な開発工程を選択します。
その代わりこれは、とてもスキルが要求されることです。
段取りを間違えたら、仕事そのものが立ちゆかなくなってしまいます。
自己管理の厳しさも問われるでしょう。
しかし、筆者にとっては、自由度が高く、見逃せないメリットなのです。
場所を選ばない
基本的に家で仕事しますが、カフェで仕事しようが、シェアオフィスで仕事しようが自由です。
それは人とテレビ電話で話すときには静かな環境にいなくてはなりませんが、それくらいです。筆者はスマホからデザリングしてパソコンを使っているので、Wi-Fiがある必要性すらありません。スマホの電波が通じる場所ならどこでも仕事出来ます。それを止める人はいません。
まとめ
この記事では、在宅フリーランスエンジニアとして働く7つのメリットを紹介しました。
総じていうと、自由度が高い代わりに、自己管理の厳しさとスキルが求められる、ということでしょう。
スキルというのは技術スキルだけではありません。コミュニケーションスキル、マネジメントスキル、自分の状態を保つスキル、自分で学習するスキル、様々なスキルが在宅フリーランスエンジニアには求められるのです。
管理してくれる人がいないということは、自分で自分を管理しなくてはいけないということです。
しかしそれができる人にとっては、在宅フリーランスエンジニアは一つの選択肢になり得ます。
この記事がフリーランスエンジニアになろうとしている人にとってなんらかの参考になれば幸いです。