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エンジニアは転職が当たり前? 転職回数の相場・許容範囲を紹介します!

エンジニアは転職が当たり前だ、とまことしやかに囁かれています。

転職したいと思っているエンジニアにはありがたい言葉かもしれませんが、その言葉の真意を知らずに鵜呑みにするのは危険です。

そこで今回は、転職を考えているエンジニアのために、エンジニアは転職が当たり前と言われる理由、転職回数の相場と転職市場における許容範囲において説明しましょう!

目次

エンジニアは転職が当たり前と言われる理由とは?

エンジニアは転職が当たり前というのは、実際一理あります。じゃあ、その理由とは何なのでしょうか。この理由を知っているかどうかで、転職の意味も変わってきます。エンジニアは転職するのが当たり前と言われている理由を、4つ紹介しましょう。

スキルアップのために転職が必要になることがある

エンジニアとして働いているうち、スキルアップがしたいと思うことがあるでしょう。それに、望むと望まざるとに関わらずスキルアップが必要になるのが、IT業界ですよね。技術が日進月歩、今の技術が数年後には使えなくなっていることなんてよくありますから。

ただ、働いている職場では望むスキルを手にすることができないというケースもあります。たとえば、新しい技術を学ぼうにも今の会社がその技術分野の仕事を行っていなければ、学ぶのには限界がありますよね。

スキルアップ研修の有無なども、関わってきます。

エンジニアは、スキルを磨いていかなければ生き残れない仕事です。そのためには転職をしなければならない場合があるため、エンジニアは転職するのが当たり前のようになっています。

仕事内容は共通でも職場の当たり外れが大きい

エンジニアは、所謂手に職がつく仕事です。専門的な知識やスキルがあります。つまり、仕事内容とそれに必要になる知識や技術が既にあるということです。違う分野に転職しない限りは、即戦力になり得ます。

このことが、エンジニアの転職ハードルの低さに繋がっており、転職が当たり前だと言われる理由にもなっているんです。

自分の適正がわかってくるため

IT業界には、さまざまな分野があります。一口にITエンジニアと言っても、分野が異なると仕事内容も必要なスキルも変わりますよね。つまり、分野ごとに異なる適性があるということです。それだけではありません。IT業界にはエンジニア以外にも、さまざまな仕事があります。

エンジニアとして、さらにはIT業界の一員として働くうちに、現在の職種や分野への適正がわかってくることがあるんです。

現在の分野に適性が無いことがわかって転職する人もいれば、他の分野への適性があることがわかり転職する人もいます。

給料を上げるため

エンジニアは、働くうちに市場価値が上がることがあります。特に、学び続けるエンジニアの市場価値は上がりやすいです。自ら学ぶことをしないエンジニアも、いますからね。差がどんどん広がります。

エンジニアのような技術職は、人材一人あたりの価値という考え方が、他の仕事よりも根付きやすいです。実力重視の職種ですからね。

当然、価値が高い人材にはそれ相応の給料を出して雇います。

ただ、自分の市場価値が上がっていったとしても、同じ職場に居続けると給料は上がりにくいです。新規で雇うなら市場価値通りの給料を出します。もしかしたら、期待を込めて実際の市場価値より大きな額を提示することもあるかもしれません。それは、優秀な人材を他所に流したくないためです。

ところが既にあなたが働いているとなると、会社はそこまで必死にはならない可能性が高いんですよ。

上がるとしても、じわじわと。全く上がらないということもあります。

そのため、スキルアップを実感したエンジニアは、転職して給料を上げているんです。これも、エンジニアの転職が当たり前だと言われる理由ですね。

エンジニアの転職回数の相場は?

独立行政法人情報処理推進機構が発行した「IT人材白書2015」によると、転職経験なしという人が一番多いようです。

  • 20代:転職なし(75.5%)、1回(15.7%)、2回(4.9%)、3回以上(3.9%)
  • 30代:転職なし(53.1%)、1回(22.4%)、2回(11.8%)、3回以上(12.7%)
  • 40代:転職なし(45.1%)、1回(17.2%)、2回(15.4%)、3回以上(22.3%)
  • 50代:転職なし(41.6%)、1回(19.8%)、2回(16.8%)、3回以上(21.8%)

面白いのが、3回以上転職をしている人も結構いるということですね。年を経るごとに増えていきます。40代の時点で転職を3回以上経験している人は、22.3%です。他の業界や職種では、3回以上も転職すると転職市場で大きく不利になりますし、この数字はかなり多いと言えるでしょう。

なお、「IT人材白書2020」によれば、転職理由として最も多いのは「給料を上げたい」「自分のやりたい仕事ができない」ということです。

年を経るごとに転職回数が増えるのは、スキルアップによる給料アップを狙っているということと、年月とともにやりたいことが変化したということが影響しているのかもしれませんね。

50代になると転職数が少し減るのも、このくらいの年齢になると転職で給料を上げにくくなるためというのと、チャレンジしにくい年齢になってくるというのが関係しているのではないでしょうか。

転職回数の相場は1~2回ではありますが、転職を考えている理由と現在の自分の状況によって「転職するかどうか」を判断することが何よりも大切なのだと言えそうです。

場合によっては3回目以上の転職も良いでしょうが、慎重になるべきでしょうね。

エンジニアの転職回数はどこまで許容される?

先程、相場は1~2回だと説明しました。ただ、実際には年を経るごとに3回以上の転職を経験する人の割合は増えています。じゃあ3回以上転職しても許されるのかというと、一概にそうとは言い切れません。

たとえば20代で3回転職している人と、40代で3回転職している人であれば、企業からの印象は異なります。20代で3回転職している場合、長く続かない人だと判断され、転職では圧倒的に不利になるでしょう。40代で3回であれば、1社あたりの在籍期間が短くなりすぎることもなく、印象もそこまで悪くはなりにくいです。

20代であれば、1回の転職が許容範囲でしょう。

30代で2回、40代で3回というのが転職市場での許容範囲ではないでしょうか。

ただ、一番の問題は回数ではありません。

先程も述べたように、転職理由と現状とを照らし合わせることが大切です。つまり、キャリアパスに沿って転職しているかどうかが、企業が重視するポイントだと言えます。キャリアパスを考慮しない転職ばかりしていると、雇ってくれる会社は激減するので注意しましょう。

転職回数が多い人のための転職活動のポイント

転職回数が多いなら、転職エージェントを上手に使うことをおすすめします。転職エージェントを使うと、担当のキャリアアドバイザーによるサポートが受けられるんです。転職回数が多い人の転職では、面接対策は非常に重要。転職回数に応じた面接アドバイスが受けられます。

さらに、転職エージェントは「互いを推薦する」という立場にあるんです。そのため、直接求人に応募するよりも、書類選考通過率も高くなる傾向があります。

ただ、転職エージェントを使うにしても行わなければならないことがあるんです。

それが、自分のスキルと強みの洗い出し。

転職が当たり前なエンジニアと言えども、転職回数の多さでマイナスイメージを持たれてしまうことがあります。それを覆してプラスイメージに持っていくには、自分を効果的に売り出さなければなりません。

自分のスキルや強みをなるべく多く洗い出し、それを証明する軽いエピソードも記憶の中から抜き出しましょう。

スキルの洗い出しには、これまでの経験の棚卸しをすると良いですよ。経験や実績から、スキルを割り出せますから。例えば「チーム一丸となって大きな仕事を成功に導いた」という経験があれば、協調性・チーム力の高さというスキルを割り出せます。このようにして、連想ゲームのように洗い出すと簡単にスキルの棚卸しができますよ。

そのうえで、転職エージェントにアドバイスを求めましょう。

結論:エンジニアの転職は当たり前! だけど限界はあるからじっくり考えよう

エンジニアの転職は、実際当たり前でした。40代を超えると、半数以上が転職経験者になり、20%以上が3回以上の転職経験者になりますからね。

ただ、それはエンジニアのキャリアパスにおいて転職が必須になることが多いためです。スキルアップに転職が必要になったり、給料アップに転職が必要になったり…。必要だから転職するというのが、エンジニアは転職が当たり前という言葉の真意です。

悩みから解放されるために転職するのももちろんアリですが、これを機にキャリアパスについて考え、望むキャリアと悩みからの解放の両立ができる会社に転職することを目指すのも良いのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

管理人のよしぞと申します。
フリーランス業界で働いている管理人が、業界で働く様々な視点からフリーランスエンジニアに挑戦するためのノウハウを掲載。独立を考えている方にとって手助けになるサイトを目指しています。

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