MENU

エンジニアの転職はアウトプット重視! 具体的なアウトプット方法を5つ紹介

エンジニアの転職では、アウトプットが評価に影響を与えることがあります。アウトプットというのは、SNSなどでの情報発信やポートフォリオなどのことです。

ただ、アウトプットがなぜ重要なのかは質問への受け答えなどと違い、比較的実感しにくいのではないでしょうか。

そこで今回は、エンジニアの転職においてアウトプットが重要な理由と、具体的なアウトプット方法を5つ紹介します。

目次

エンジニアの転職でアウトプットが重要な理由

エンジニアの転職市場は、年々アウトプット重視になってきています。もちろんこれまでの実績も大事ですが、それだけでは転職を勝ち抜けない可能性があるんです。そこで、どうしてアウトプットが重要なのかについて簡単に説明します。

未経験者なら必須

実務未経験者がエンジニアとして転職したい場合は、アウトプットは必須です。経験者はこれまでの業務の実績などから実力を判断できますが、未経験者は判断材料がありませんからね。エンジニア不足が続いているのでポテンシャル採用も期待はできるものの、経験者と同じ市場で戦うからには実力を示すことが大事です。

少なくとも、ポートフォリオくらいは作っておいたほうが良いでしょう。自作したツールやアプリなどをWebページにまとめておくと、立派なポートフォリオになります。

さらに、制作意図・目的や使用したツールなども加筆しておくと面接官が判断しやすくなりますよ。

経験者は必須ではないけど加点評価される

経験者は未経験者と違い、アウトプットが必須というわけではありません。アウトプットが無くても評価点がマイナスされることは、なかなか無いでしょう。

マイナス評価になりにくい理由は、さまざまです。社外秘プロジェクトに関わっていて技術的なことを公開できない人や、年齢を重ねてコードを書くより折衝ごとが増えた人などがいます。そのような人も平等に評価するため、マイナス評価はしないという場合が多いです。

ただ、加点評価はされるので、アウトプットしている人とは大きな差がつきます。

また、面接での受け答えは事前に準備していても、緊張してうまくいかないこともあるでしょう。一方、アウトプットに関しては日頃の積み重ねです。書類や面接で「こういうアウトプットをしている」ということを示すことさえできれば、それだけで差別化ができます。

転職でエンジニアが他の応募者と差別化する、最も確実性の高い方法だと言えるでしょう。

他の応募者と差をつけたいのなら、アウトプットは重要です。

知識や技術の定着度がわかる

エンジニアの転職面接では、スキルアップのために何をしているのかということがよく聞かれます。これに対して口頭で答えるのですが、日頃のアウトプットがあったほうが説得力が増しますよ。

アウトプットすることで、知識や技術が定着します。それを見る側も、公開されているソースコードを見たり勉強過程を見たりすることで、知識や技術の定着度がわかるんです。

アウトプットをしっかりしている人は、インプットもしっかり行っているのだと判断してくれますよ。

人事評価においてアウトプットへの依存度が高くなっている

アウトプットがエンジニアの転職市場で重視されている背景には、昨今の情勢があります。

コロナの影響が長引き、テレワークが一般化してきました。テレワークにより、普段の行動や思考過程などを上司や人事が見ることが難しくなっています。職場に常駐していればすぐわかることが、今は不透明になっているんです。

人事評価には、普段の行動や思考過程も影響してきます。

ただ、そこを汲み取って評価できなくなっているため、人事評価は成果重視になっているんです。

さらに、仕事において信頼関係を構築するのも成果が重視されるようになっています。

コロナの影響でそのようになっているというのもありますが、近年の日本社会の実力主義に傾倒してきているという事情も背景にあるでしょう。コロナが収束した後も、アウトプット重視は続く可能性が高いです。

それは、入社後だけの話ではありません。転職においても、人材の信頼性は大切です。

そのため、転職時もSNSをチェックされますし、他にアウトプットしている場があればチェックされます。そのようにして普段の行動や思考過程などを汲み取り、さらに成果も評価しているんです。

エンジニアがアウトプットする方法とは?

エンジニアの転職において、アウトプットが重要だという話を理由をつけて語ってきました。ただ、アウトプットと言っても方法はさまざまです。そこで、エンジニアのアウトプット方法を5つ紹介します。

SNSでの情報発信

定番なのは、Twitterなどの一般的なSNSにおける情報発信です。情報発信と言っても、難しく考える必要はありません。採用担当者はTwitterなどをチェックしますが、そこで見るのは普段の行動と、どのような意識で暮らしているかということです。

たとえば、積極的にイベントに参加したりして、その様子や感想をハッシュタグをつけてツイートしていたりすると印象が良くなることがあります。仕事に関係のないイベントでも同様です。自分で考えて積極的に行動し、それを共有することのできる前向きな行動や思考をする人間だということがわかりますから。

逆に、愚痴ツイートなどが多いと悪印象になります。

また、自身の普段の勉強過程などを投稿するのもおすすめです。「今日は○○という本で基礎を勉強!」「今日は講座を受けてきました!」など、勉強過程を共有することで、採用担当者に努力をナチュラルに伝えることができます。

ブログ運営

アウトプットの手段として、ブログやWebサイトの運営は効果的です。これらがあれば、ポートフォリオを公開しておけます。Web業界のエンジニアを志望している場合は、そのページ自体もひとつの作品として評価してもらえますよ。

おすすめなのは、作品の制作過程をブログ形式で綴ることです。完成した場合は、それを公開しているリンクを共有し、制作後記としてブログ記事にしてしまいます。こうすることで、思考過程、作業の進め方などを伝えることが可能です。

同時に、自分の制作過程を客観視することができます。良さにも問題点にも気づきやすくなるので、おすすめですよ。

オープンソースプロジェクトに参加する

IT業界は、多くのオープンソースが使われています。オープンソースとは、無料で公開されているソースコードのことです。誰でも改良や再配布ができるようになっています。

このオープンソースを開発・保守するオープンソースプロジェクトに参加すると、エンジニアにとって大きな武器になりますよ。幅広い現場で使われるものなので、それに携わったとなると自然と評価は上がるものです。

さらに、オープンソースプロジェクトは多くの学びが得られます。人に見られ、使われることを意識したコードを書くことによる学びや、人と一緒に作業をすることによる学びなど、得られる学びはさまざまです。

それらもまた、エンジニアの転職市場において強い武器になります。

オープンソースプロジェクトは日本国内でも多数ありますし、自分で立ち上げることも可能です。エンジニアとして多くの学びを得たい人、スキルアップしたい人、転職を有利にしたい人にはおすすめします。

Qiitaで情報発信をする

Qiitaは、2011年にサービスがスタートしたIT業界のコミュニティサイトです。自らの知識をシェアすることで、様々な人からの反応が返ってきます。そうして知識をシェアし、補完し合うことができるのがQiitaの面白いところです。

エンジニアの転職市場でアウトプットが重視されてきている昨今、Qiitaを日頃使っていることで有利になる可能性があります。

Qiitaに投稿することで知識レベルを共有でき、自身の専門性をアピールできますからね。

さらに、技術に対する関心もアピール可能です。エンジニアの転職において、応募者がどんな技術に対する知見があるのか、または興味があるのかをチェックされます。自社の求める方向性と合致するかを、確認するためです。

その判断材料にQiitaは役立ちます。

Qiitaで採用担当者がよく見るのは、技術タグと投稿内容です。技術タグで興味分野を見て、内容で知識レベルなどをチェックします。

それらを意識しながら、Qiitaでの投稿を楽しんでみてはいかがでしょうか。

GitHubにプログラムをアップする

エンジニアの共有ツールには、GitHubというものもあります。Qiitaは記事を共有するツールですが、GitHubはプログラムを共有するツールです。エンジニアが公開用のプログラムをアップし、他のエンジニアに共有します。

閲覧したエンジニアが意見をくれたり、修正してくれたりするんですよ。自分でも、履歴を残しながら更新したりすることができます。

履歴が残るというのが、GitHubの良いところです。履歴を残すことにより、思考過程がよくわかります。どこで躓いたのか、どこをどう修正したのかがわかるので、採用担当者に思考過程や努力の過程などが伝わりやすいんです。

さらに、さまざまなエンジニアのプログラムに触れ、改善点を考えたり修正したりすることで学びを深めることもできます。

GitHubにプログラムをアップし、他人のプログラムに触れ、アウトプットとインプット両方を深めることで転職に有利になりますよ。

日頃からアウトプットを心がけて転職に活かそう!

転職活動において最も大事なのは、伝えることです。それは、エンジニアだけの話ではありません。

エンジニアには自分自身を伝える方法がたくさんあります。GitHubで公開したプログラムを見てもらったり、ポートフォリオで作品を見てもらったり、Qiitaで技術レベルを見てもらったり…。技術職ならではの伝え方が、これだけあるんです。

アウトプットしなくてもマイナスにはなりませんが、エンジニア独自の伝える手段がたくさんあるのに使わないのはもったいないでしょう。

転職市場を有利に戦うために、今からアウトプットをはじめてみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

管理人のよしぞと申します。
フリーランス業界で働いている管理人が、業界で働く様々な視点からフリーランスエンジニアに挑戦するためのノウハウを掲載。独立を考えている方にとって手助けになるサイトを目指しています。

目次