音声SNSのClubhouseが今注目されています。
この記事では、Clubhouseの基本的な概要と、フリーランスエンジニアがClubuhouseを有効に使いこなすコツを紹介します。
フリーランスとClubhouseの親和性は高く、使いこなすことで自己啓発につなげたりビジネスチャンスを作る事ができるかもしれませんよ。
Clubhouseとは?
まずClubhouseについて簡単に紹介します。
2021年に日本にやってきたばかりの招待制の音声型SNS
Clubhouseは「音声によるコミュニケーションを目的とするSNS」で、2020年にアメリカにてスタートしました。
2021年1月末頃日本に入ってきて、2月に入り利用者が急増しています。※2021年2月13日現在、iOSにのみ対応しています(Android版も対応予定のようです)
なお、Clubhouseは招待制のSNSであるため、自由に参加することはできません。既にClubhouseをやっている人にSMSで招待してもらうことで、Clubhouseを始めることができます。
招待枠は当初は2人ですが、Clubhouseを楽しんでいるうちに招待枠が増えていきます。(私は10人の招待枠まで増えました)
基本は実名だけどニックネームで楽しむことも可
Clubhouse運営者の考えとしては、実名で楽しむことをコンセプトに運営されている様で実名の登録は必要です。芸能人などが登録をする際に使われるcreator aliasを誰でもつける事が出来ますので、こちらをニックネームとして楽しむことも可能です。
登録に当たっては面倒な住所入力とかはないので、気軽に始められますが、アカウントは電話番号に紐付けられる為、電話帳に登録している(されている)相手とは必然的に繋がってしまうことは事前に理解しておきましょう。
Clubhouseはroomで会話を楽しむこと
Clubhouseを開くと、今開催されている「部屋(room)」の一覧が表示されますので、部屋のタイトルを見て、この部屋で話されている内容を聞きたいなとおもったら、タップして部屋に入ります。
部屋に入ると、その部屋で会話されている内容を聞く事ができるとともに、「会話に参加したい」と手をあげてモデレーターに承認されれば会話に参加することもできます。
友人が友人を部屋に呼んで繋がりが出来たり、著名な方が突然参加されることも多く、思わぬ繋がりが出来ることもあります。
またフォローの仕組みを通じて、あなたをフォローしているユーザーから、「今部屋を開いたので来てください!」と通知が届くこともあります。
部屋にはオープンとソーシャルとクローズがあります。クローズにしておけば、外部の人が入ってこれない友人同士での会話となります。
「電話と一緒?」と思うかもしれませんが、オープンな部屋には不特定多数の人がいくらでも参加できるところが違います。
またzoomなどとは異なり、音声だけなので、友人との会話にしてもメイクを決めていなくても参加できます。これは特に女性に嬉しいポイントかもしれませんね。
ClubhouseのUIは英語
ClubhouseのUIは現在全て英語のみです。
インターネットで調べれば操作に関わる情報はいくらでも拾えますので、使えないということはないはずですが、英語が分からない人は最初操作に抵抗を感じてしまうでしょう。
英語はフリーランスエンジニアに必須なもの、英語を忘れないためにClubhouseをしてみるのも一興かもしれません。
部屋を多く表示させる方法
最初フォローしている人が少ない時は、表示される部屋が少ないなと思うかもしれません。
実は、Clubhouseは自分がフォローしている人が興味を持った部屋をその人に表示するようにしているのです。
その為、ある程度の人々をフォローする必要性があります。
また同じ趣味嗜好を持った人をフォローしなければ、自分の趣味嗜好に合った部屋は表示されません。
ということは、自分に合わない人をフォローすると、自分に合わない部屋ばかりが表示されるということになります。
Clubhouseをより楽しみたいなら、自分の趣味嗜好にあった人を多くフォローするようにしましょう。
フリーランスエンジニアのClubehouseの活用方法
Clubhouseは上手く使うとこのClubhouseでしか得られない情報を手に入れられたり、思わぬ方と繋がりを持つ事ができますので、フリーランスで働いている方であればぜひ仕事にも活かしたいです。
どんな活かし方があるのか活用方法をお伝えします!
同業種の人と交流し人脈を広げるとともに鮮度の高い情報をキャッチアップ
Clubhouseの楽しみの一つは、同業種の人と交流することです。エンジニアなら同じエンジニア、Webデザイナーなどと。
筆者は在宅なので、普段同業種の人と話す機会はそう多くはないのですが、Webデザイナーの人と話したりすると、意外なところで盛り上がったりします。技術的な情報交換をしたり、キャリアに対するアドバイスをしあったり、IT業界の裏話をしたりできます。
やっていることは、勉強会の後の打ち上げのような感覚に近いかもしれません。それが自宅に居ながらにしてできるのがClubhouseの魅力です。
異業種の人と交流をもちビジネスの幅を広げる
関心のあるトピックの部屋を覗いたり、友人に友人を紹介してもらったりすると、思わぬ業種の人と知り合いになったりします。
筆者は全く異業種のブライダルの関係者と知り合いになりました。ブライダルの司会をしたり、専門学校でブライダルについて教えたりしている方です。
そのような業種の知人はいなかったので、新鮮な情報をたくさん聞くことができました。その方にとっても、筆者が数学を応用した開発ばかりをやっていると言うと、「数学って世の中の役に立つんですね!」と、新鮮な発見だった様子でした。
このように、Clubhouseには新鮮な楽しみがいくつもあります。
自ら部屋を開きモデレート力・コミュニケーション力を鍛える
また、自ら部屋を開き、管理者(モデレーター)となり、会話を運営することで、スキルアップを図ることができます。
会話に参加しても、部屋によっては話をうまくまとめて話す必要が出ることから、上手に話をする訓練になります。人の話を傾聴する訓練にもなりますね。
これらは、フリーランスエンジニアのコミュニケーション能力を磨くのに大いに役立つでしょう。
モデレーターとしてオープンな部屋を運営して、聞いている人数が多くなってきたら、誰に話してもらうのか(スピーカー)を指定したりスピーカーから外したりする管理業務も必要です。
この調整能力が会話の面白さを左右します。臨機応変に人を見極めてやらねばならず、マネジメントスキルが問われます。フリーランスエンジニアのマネジメントスキルの訓練にはぴったりです。
Clubhouseで部屋を何度も主催しているうちに、ミーティングの達人になるかもしれません。
反面教師・こんな使い方はどうなの?
Clubhouseを使っている人の中には、音声SNSとして使っていなくて、ひたすらフォロワーを増やすことだけをしている人もいるのは事実です。
正直言って筆者には理解できません。フォロワーの多さを自慢したいのでしょうか?実際にはつながりのない人と表面上いくらつながっていても、得るものも与えるものもなく、なんら有益なつながりにはならないと思います。
人それぞれですが、このようなClubhouseの使い方は無益といえるのではないでしょうか?
まとめ
新しいSNS、Clubhouseについて解説しました。
Clubhouseは使い方次第では様々な可能性があり未来が詰まっている、そんな風に感じさせられる素敵なSNSです。
筆者も使いこなせているとはまだまだ言えませんが、楽しみながら使って行こうと考えています。
あなたもClubhouseしてみませんか?