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フリーランスエンジニアになると後悔する? 6つの後悔と向かない人の6つの特徴

フリーランスエンジニアになって良かった! という人もいれば、フリーランスエンジニアになって後悔しているという人もいます。

フリーランスエンジニアになると必ず後悔するというわけではありませんが、フリーランスに向いていない人は後悔する可能性が高いです。後悔しても、一度フリーランスになると会社員に戻るのにも一苦労。

そこで、フリーランスエンジニアにありがちな後悔と、フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴を紹介します。

目次

フリーランスエンジニアにありがちな6つの後悔

フリーランスエンジニアになって後悔しているという人が、よく語ることがあります。ほとんどの人が、以下の6つを挙げているんです。そんなフリーランスエンジニアにありがちな6つの後悔について、簡単に語ります。

有事の際に真っ先に切られるという事実を軽く見ていた

どの業種・職種でもそうですが、フリーランスは、何かあったときすぐに契約を解除されます。契約を解除されるような有事とは、例えば次のようなものです。

  • 予算カットによる人員削減
  • プロジェクトの終了、打ち切り

予算カットによる人員削減は、意外とよくあります。このとき、真っ先に切られるのがフリーランスです。会社は社員を守らなければならないので、社員を切る判断は後回しになります。社員をなるべく切らなくて済むよう、フリーランスを順に切っていくんです。

複数のフリーランスに外注していた場合、切られる基準はさまざま。付き合いの長さだったり、能力だったりプロジェクトへの貢献度合いだったり…。

さらに、プロジェクトの打ち切りの際にも契約解除されます。

しかも、こういう契約解除は、いきなり言われることが多いです。

「来月末で契約解除ね」
「このプロジェクト打ち切りになったから、これで契約終わりね」

予算カットや打ち切りにする話は前々から出ているはずですよね。会議などをしている段階から「打ち切りになるかも」と言ってくれれば良いのですが、たいていは決まった後で通達されます。

社員だと「来月で終わりね」と言われることは稀ですが、フリーランスにはよくあるんです。

かえって自由が無くなった

フリーランスになれば自由な時間が増え、自由な働き方ができると思っている人は大勢います。

ただ、人によっては、会社員時代より自由が無くなることもあるんです。気がつけば全く休んでなかったり、休むとしても半日だったり…。

こうなる原因は、さまざまです。

よくあるのは、スケジュール管理が甘かったということでしょう。稼ぐために過密スケジュールにしてしまうのは、フリーランスあるあるです。

他にも、「仕事があると休めない気質」の人も自由が無くなります。

かえってスキルアップしにくくなった

フリーランスにはガンガン仕事して、スキルアップもして…というイメージがあります。

SNSでフリーランスとして活動していることを意気揚々とアピールし、仕事論を展開している人を見るとそんな感じがしますよね。

ただ、そういう光に隠れた、闇も存在します。

フリーランスになって、かえってスキルアップがしにくくなったという闇です。

会社員には、キャリアアップという観点があります。平のエンジニアからリーダーになり、PMになり…と。

しかも、キャリアアップを会社がお膳立てしてくれることが多いです。現在のスキルより少し上の案件を任せるなど、挑戦もさせてくれます。

一方フリーランスエンジニアは、自分の現在のスキルの範疇で仕事をすることがほとんどです。スキルアップは自分自身で行わなければならず、常に新しい技術の情報などをキャッチして勉強していかなくてはいけません。

ところが忙しい毎日で勉強がおろそかになるなどして、なかなかスキルアップできなくなることがあります。

社会的な立場の低さを甘く見ていた

フリーランスは、外から想像する以上に社会的な立場が低いです。

まず、家を借りるのが難しくなります。十分な収入があれば契約できるのですが、収入証明の書類が必要になり、手続きが面倒です。税務署の印のある確定申告書の写しや、収入証明書、住民税の課税証明書、所得税の納税証明書などですね。

十分な収入が無ければ、契約すらできません。フリーランスになって1年・2年くらいでは、なかなか借りられる家が無いんです。

クレジットカードも作りにくくなります。お金も借りにくく、ローンも組みにくいです。

また、在宅の場合は理解を得るのも大変なケースがあります。親兄弟に引きこもりニートだと思われたり、ご近所さんに引きこもりだと思われたり…。

これでも、昔に比べればマシになったんですけどね。まだまだ社会的立場は、低いです。

怠け癖があることに気づいた

フリーランスになって、自身の怠け癖に気づいて後悔する人がいます。

会社員の頃は怠けたくても決まった時間に出勤しなければならなかったり、上司の目があったりして怠けにくいです。多少の怠け癖があったとしても、尻を叩きながら働くことができる環境が会社員にはあります。

ただ、フリーランスはそうではありません。

特に在宅フリーランスの場合、出勤という概念すらなくなります。在宅ワークを認められている時点で信用があるので、作業時間もある程度は融通が利くようになるでしょう。

怠けたいときに怠けられるようになってしまいます。そうして怠け癖を発揮してしまった結果、納期が常にギリギリで作業終盤が修羅場になったりするんです。

確定申告などフリーランス特有のデメリットに気づいた

フリーランス特有のデメリットに、フリーランスになってから気づいて後悔する人がいます。フリーランス特有のデメリットは、たとえば次のようなものです。

  • 仕事が不安定
  • 生活も不安定
  • 収入も不安定
  • 保険などの負担が増える
  • 確定申告など事務作業が増える
  • 年齢を重ねるごとに更新が厳しくなる可能性がある

フリーランスは、全てが不安定です。高いスキルがあるとある程度は安定しますが、盤石ではありません。基本的には案件の受注も不安定で、生活も不安定で、収入も不安定です。

この不安定さはフリーランスにならなくても想像ができることですが、甘く見ている人が多いんですよ。想像の倍以上は不安定だと、思っておいたほうが良いでしょう。

さらに、フリーランスになると事務手続きが増えます。確定申告を自分でしなければならず、保険料の支払いも税金の支払いも全て自分でやらなければなりません。役所に行く機会も、増えます。

仕事が忙しいときに事務手続きをしないといけなくなるので、精神を蝕みますよ。

フリーランスエンジニアに向いていない人の6つの特徴

フリーランスエンジニアにありがちな後悔を紹介してきました。フリーランスに向いていない人は、前述の後悔を抱きやすいです。後悔しない選択をするために、フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴を6つ紹介します。

自己管理が苦手

自己管理が苦手な人は、フリーランスエンジニアに向いていません。

フリーランスは、自己管理が命です。スケジュールを自分自身で調整し、体調も管理し、オンオフもしっかり切り替えないといけません。スケジュールを調整するときは、自分の体力・精神力まで計算する必要があります。

自分のことをしっかり理解し、管理できる人でないとセルフブラック企業状態になりますよ。しかも、自己管理を徹底しないとなかなか稼げません。セルフブラックで稼げないなんて、最悪ですよね。

不安定な状況を楽しめない人

不安定な状況を楽しめない人は、フリーランスエンジニアには向いていない可能性が高いです。

前述のように、フリーランスを取り巻く環境は全てが不安定。契約を急に打ち切られることもありますし、常に案件を受注できるとは限りません。収入も毎月上下しますし、年単位でも変わります。

去年は年収700万円だったのに、今年は300万円ということも…。しかも保険料や市県民税は昨年分のものを払うことになるので、年収が大幅に下がったとき「支払いができない!」と嘆くこともあるでしょう。

こういう不安定な状況を楽しむくらいでないと、病みます。

やるべきことがあると気が休まらない

案件を抱えているとき、休む気にならない。やるべきことがあると、気が休まらない。そういう人は、フリーランスエンジニアには向いていません。

エンジニアの案件というのは、1日2日で終わるものではありませんよね。案件を終えてから休むなんてことをしていたら、全く休めません。しかも、今抱えている案件が終わったら次の案件を受けないと収入が途絶えます。

仕事を抱えていようが、関係なく休める人でないとフリーランスエンジニアは向かないでしょう。

コミュニケーションが苦手な人

コミュニケーションが苦手だからフリーランスになるという選択をする人は、どんな職種にも多いです。

Webライターだとチャット上のやり取りばかりなので、人とコミュニケーションを取る機会はたしかに減ります。

ただ、エンジニアはフリーランスになったとしても、意外と人と関わるものです。

最初のうちはなかなか在宅の案件が受けられず、現場常駐型になります。現場に常駐するということは、チームメンバーとのコミュニケーションを取らなければならないということです。

在宅になったとしても、打ち合わせなどで顔を合わせたりビデオ通話したりする機会は多いんですよ。

本当にコミュニケーションが苦手な人は、フリーランスエンジニアには向いていません。

孤独に耐えられない人

エンジニアはフリーランスの中では比較的人と関わる機会がある職業ではありますが、在宅になると日常的な孤独を感じるようになります。

一人が気楽だと思うのは、最初だけです。一人が当たり前になると、孤独を感じます。一人が気楽だと感じるのは、日常的に人と関わってきたためです。普段は人と一緒にいるからこそ、一人の時間を貴重だと感じて楽しめます。

ところが一人が当たり前になると、逆転現象が起きることがあるんです。普段は一人だから、人といる時間を貴重だと感じ、誰かと一緒にいたくなります。

そうして孤独感が沸々と湧いてくるんです。

この孤独に耐えられない人は、フリーランスには向いていません。

自分の成長ステップをデザインできない人

自分の成長ステップをデザインできない人は、フリーランスエンジニアには向いていません。

会社員なら、足りないところをリアルタイムで指摘してくれる先輩やリーダー、上司がいます。

スキルアップ研修があったり、任される案件の難易度が徐々に上がっていったりと成長を促す機会も会社員には多いです。前述したような「挑戦」も、会社員のほうがしやすいでしょう。

ところが、フリーランスはそうではありません。

本気でフィードバックしてくれるクライアントは少なく、自分の至らない点に気づきにくいです。誰も自分の成長を後押ししてくれません。

自分で自分の成長ステップを考えて、用意しないといけないんです。

だから、自分の成長ステップをデザインできない人は、フリーランスエンジニアには向いていません。

会社員とフリーランスどっちに向いているかをじっくり考えよう!

これまで、フリーランスエンジニアになって後悔しがちなことと、フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴を紹介してきました。

フリーランスにおける自由は「受ける仕事を選べる」「場所や時間を問わずに働ける」という、裁量の自由です。エンジニアだと最初は裁量の自由すらない場合も、よくあります。

世間の考える「自由」のイメージとはズレているんです。

そこをしっかり理解した上で、自分の向き不向きをじっくり考えなければ、フリーランスエンジニアになって後悔しかねません。

自分自身としっかり向き合った上で、今後どうするかを決めましょう。

会社員とフリーランスのどちらに向いているかを考えるために、フリーランスのメリットなども知りたい人はこちらを参考にしていただけると幸いです。

 

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この記事を書いた人

管理人のよしぞと申します。
フリーランス業界で働いている管理人が、業界で働く様々な視点からフリーランスエンジニアに挑戦するためのノウハウを掲載。独立を考えている方にとって手助けになるサイトを目指しています。

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