フリーランスの単価交渉のポイント・大幅upを狙うなら定期的な現場変更がおすすめ

単価交渉や契約の事

フリーランスエンジニアとして働いていく上での醍醐味は、会社のルールで給料が決まるのではなく、自分の能力・経験に応じて高い報酬を狙えることです。正社員時代、年収400〜500万前後だったエンジニアが、フリーランスになって700万、800万という年収をもらうことも稀ではありません。

エージェントのウェブサイトにも年収アップが期待できることが大々的に記載されていますし、実際にエージェントを介して契約を結べばほとんどのエンジニアが正社員時代と比べて年収は上がるでしょう。

しかし、現場に参画した後、同じ現場で同じ業務を続けていたとしても、1年後、2年後にさらなる大幅なアップはあまり期待できません。上がったとしても1万円、2万円の月収アップ程度。正社員の昇給と比べれば良いかもしれませんが、フリーランスを選ぶ以上、もっと上の報酬アップを目指したいところです。

実は常駐フリーランスの単価交渉ではいくつかのポイントがあり、ポイントを抑えることで、契約単位で3万、5万と大幅な報酬アップが期待できます。

正社員としてエンジニアを2〜3年経験し、フリーランスとして40万円前後の報酬からスタートした若手フリーランスであっても、きちんとした経験を積みつつ単価交渉を行なっていけば、その後5年のフリーランス経験で70万程度まではアップできるはずです。

※東京を中心とした関東でのフリーランス案件をベースに記載しています。地方では単価平均が異なってきますのでご了承ください。

今回は、フリーランスとして効率よく報酬を上げていくために必要な考え方をいくつかお話しいたします。

フリーランスの単価交渉のタイミング


フリーランスエンジニアの単価交渉のタイミングは以下の4つです。

  • 契約更新のタイミング
  • 4月など期の切り替え時タイミング
  • プロジェクトが切り替わるタイミング
  • 現場が変わるタイミング
  • エージェントが変わるタイミング

それぞれを具体的に解説します。

単価交渉は契約更新のタイミングで行う

フリーランスの契約単位は3ヶ月程度のスパンでの契約になることがほとんどです。稀に1ヶ月更新などの短期契約・半年など長期で契約を締結するケースもありますが、ベースとしては3ヶ月更新と考えて良いでしょう。

単価交渉は、契約更新のタイミングで交渉を行うことが必須となります。

契約途中での単価交渉は、聞いていた契約内容と案件が大幅に違ってたとか、炎上案件であることを隠されて参画したなど、よっぽどのことがない限り受け付けてもらえませんし交渉を行うべきではありません。

最低限、契約単位での交渉になることをまずは理解しましょう。

では実際の現場に参画して、最初の契約更新で単価交渉が出来るかといえばそうではないことがほとんどです。
というのは最初の3ヶ月は最初の1,2ヶ月で現場の作法やプロジェクトの理解を深めてもらい、2,3ヶ月目から戦力としての働きを期待されているためです。
クライアント側も最初の3ヶ月は、中長期的に働いてもらうための投資機関として考えていることが多く、最初の3ヶ月の更新が終わったからと言って単価交渉に応じてもらえることはありません。

半年から〜1年スパンを目安に考えつつ、契約更新のタイミングで交渉を行うのがおすすめです。

4月など期の切り替え時は一つのタイミング


大手企業で長期案件に参画していると、毎年4月など期の変わり目にクライアント側から報酬アップをいただけるケースがあります。

私がお付き合いしているクライアントでは、毎年2月頃から次年度の単価確認をクライアント側から持ちかけてくれて、4月より報酬アップする仕組みがありました。

アップする金額は月額で数千円程度と低いものですが、クライアント側から次年度報酬確認をしてくれるのはありがたいですよね。

そのような顧客は、契約単価を変更できるのは毎年4月のみというルールが定められており、4月以外の時期に関しては一切の交渉を受け付けてもらえないケースも多いです。

「長期で契約することが前提」・「年に一度しか交渉できない」・「アップする額が低い」と、報酬を大幅に上げていくという観点では難しいです。

しかし、長期で契約してくれるクライアントは、エンジニアの長期的な成長を考えて仕事を振ってくれるケースも多く、良い案件を継続的に経験させてもらえるケースもあります。実力をつけるための投資期間と割り切って2〜3年頑張るのも良いかもしれません。

プロジェクトが切り替わるタイミングは単価交渉の大きなチャンス

単価交渉を行いやすいのが、構築案件などで1つのプロジェクトが終了して、次の案件にスライドするタイミングです。
同じクライアントから継続的に次の案件も手伝ってほしいと言われた場合は、クライアントからの評価も高く受けている為、単価交渉はしやすいです。

数ヶ月の実績だけで上げてもらうのは難しいかもしれませんが、半年以上のスパンのプロジェクトであれば契約切替のタイミングで、実績を評価してもらい1万、2万という単価交渉は比較的簡単にできます。

一回一回の単価アップは少ないですが、2、3年でみると5万〜10万アップしていることも多いです。

大切なのは、現場に自分がいなければ困るという環境を作ってしまうこと。ただ与えられた作業を行うだけの替の効くメンバーではなく、この技術はこの方に任せておけば安心、この顧客対応はこの方に任せておきたいというように、現場にいなくては困る存在になることです。

そのような関係が作り出せれれば、エージェント側からの単価交渉に対して快く検討してくれるでしょう。

注意事項として、運用案件ではプロジェクトの区切りが長いため、契約単位での交渉は難しくなります。設計や構築フェーズの案件の方が単価交渉は行いやすいです。

また、やりすぎも良くありません。契約更新毎に、3万〜5万という大幅に単価を吊り上げようとする方もいますが、クライアント側として見たら足をすくわれているようにしか感じられません。

現場が変わるタイミング


続いては現場が変わるタイミングでの単価交渉です。
現場が切り替わるタイミングでは、これまで常駐していたクライアントとの関係がリセットされて、ゼロクリアの状態で交渉できますので単価交渉が行いやすいのです。
実績にもよりますが、1万、2万という単価アップではなく、5万円以上の単価アップも夢ではありません。

エージェントが変わるタイミング

現場が変わる以上に大きな単価アップが期待できるのが、エージェント自体を変えてしまうことです。
同じエージェントで働く以上、新しいプロジェクトに移ったとしても前現場の報酬額が基準となって単価交渉が行われてしまうので、エージェント会社の中にも一定の基準ができてしまっています。
エージェント会社をリセットすることで、自分の希望単価を真っ新な状態で伝えることができ、その希望単価での営業が行われるため、大幅な単価アップが期待できます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
フリーランスを選ぶ以上、報酬は気にすべきポイントです。適正なタイミングで、適正な単価交渉を行い良い条件で働きたいですね。

これからフリーランスとして独立して、将来どれくらいの報酬を狙えるかがイメージつきづらい方は経験7年、年齢30歳で月額報酬70万を目標にしてみると良いかもしれません。

もちろん技術分野や働く地域によって前後はありますが、相場感として一つの目安になるかと思います。

エージェントへの登録はお済みですか?

今すぐフリーランスになる気がなくても、エージェントへの登録は済ませておくことをお勧めします。理由はストレスや疲労が限界に達してからだと遅いから。

現在の自身のフリーランスとしての価値・単価相場を把握できますし、条件にあった案件をキャッチできるようになるので、いざフリーランスになろうとした際に早期に手が打てます。

エージェント登録は無料なので、今はフリーランスにならなくとも登録だけはしておくべきです。

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